ぶっこみ釣りと言ったら、「中通し式オモリ仕掛け」(オモリの中に糸を通す仕掛け)が定番です。
「オタフク型」や「「カメノコ型」と呼ばれる専用のブッコミオモリ(偏平型)を使った仕掛けで、中通しタイプの「ナツメオモリ(タル型)」や「丸玉オモリ」を使う場合もあります。
中通し式オモリ仕掛け
中通し式の仕掛けは、15号以下のオモリを使ったシンプルな仕掛けです。
主に、堤防際(足元)やテトラ周りなど近投(近いポイント)で狙う仕掛けで、比較的根掛かりに強いのが特徴です。
また、仕掛けが海底を這う形になるので、太いハリスでも大物に警戒されにくく、ハリスも絡みにくいですね。
※15号以下とは一般的なもので制限はありません。個人的には30号まで使います。
基本的な中通し式オモリ仕掛け
ぶっこみ釣りの基本仕掛けです。
道糸を中通しオモリに通し、ヨリモドシ(サルカン) → ハリス → 釣り鈎 というシンプルな一本針仕掛けです。
魚の食い込みに応じて道糸を送ることができる「遊動式」の仕掛けなので、ドラグフリー釣法も可能で、大物に対応します。
シンプルな一本針なので、トラブルが少ないメリットがあります。
中糸(リーダー)を使った中通し式オモリ仕掛け
道糸ではなく「中糸(リーダー)」を通し、オモリの上下にヨリモドシ(サルカン)を使った仕掛けです。
中糸(リーダー)を使うメリットは、擦れる部分の補強と投入の際のハリス絡みを防ぐことです。
反対にデメリットとしては、オモリの上下にヨリモドシ(サルカン)を接続しているので、遊動範囲が制限され「半遊動式」になってしまうことです。
個人的には、ほとんど気にしませんが、中糸を使いたい場合は少し長めに取ることで遊動範囲を伸ばすこともできます。
※中糸の代わりにクッションゴムのぶっこみ仕掛けもあります。
枝バリを使った2本鈎仕掛け
中糸を使った仕掛けに、枝バリを使った2本鈎仕掛けです。
大物狙いでは、一本針仕掛けが定番ですが、魚に会う機会(アタリ)を増やしたい場合に有効なのが、枝バリ仕掛けです。
下の図では、道糸側のヨリモドシに結んでいますが、ハリス側に結んでも問題ありません。
ただし、絡む場合がありますので、張りのあるフロロカーボンハリスで短めに接続しましょう。
中通しオモリの種類と特徴
最後に、中通し仕掛けに使われるオモリを紹介します。
オタフク、亀の子オモリ
ぶっこみ釣り専用の扁平型(へんぺいがた)のオモリ
形状から、砂地などでも転がりにくく流れに強いオモリです。
ナツメ(タル型)オモリ
ルアーロッドや万能竿でちょっとぶっこみ釣り!
なんてときは、ナツメ(タル型)オモリがおすすめです。
3号程度の軽いものも釣具屋さんで売られていますから、手持ちのロッドで手軽に楽しむことができます。
丸玉オモリ
根魚を狙った穴釣り、障害物周りを狙うぶっこみ釣り、うなぎのぶっこみ釣りで定番の丸型オモリ
この丸型オモリは、意図的に仕掛けを流し障害物を狙うことができます。
このような釣り方では、ハリスを短くして(10センチ程度)根掛かりを減らします。
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