サーフ(砂浜海岸)では、魚が広く生息していそうなイメージを持たれがちで、ポイントを絞るのがむずかしいと感じる人も多いのではないでしょうか?
おそらく、岩場や防波堤のように見た目に大きな変化がないからだと思いますが、
実は・・・サーフは魚の集まる場所が、ハッキリしています。
その魚の集まる場所とは、海底の起伏!!
オモリを引いたりしなくても、意外と簡単に見つける方法があります。
知っておいて損はないと思いますから、紹介します。
サーフ(砂浜海岸)の起伏を見つける方法
まずは、下の図を見てください。
これは、海岸線(サーフ)を上から見た様子です(特徴的な場面で考えてみます)
この情報だけで、どんな海底になっているのか・・・想像できますか?
サーフで釣りをしている人なら、簡単に答えてしまう問題ですが、これを知っているだけでも釣果は変わってきますね。
実際は、波が打ち寄せられて引いていくことを繰り返しているので、もう少しあいまいな感じになりますが、この特徴的な部分は、海岸線が大きく波打っているところです。
大きくふたつの張り出しが分かると思います。
この海岸線の形は、なんとなくではなく、しっかりとした理由があります。
☑寄せられた波の逃げ道(払い出し)が発生している
海岸線は、波が打ち寄せられています。
当然、水の動きは海岸線へ向かっているのですが、打ち寄せられた分だけどこかに逃げなければいけません。
それが、払い出し(離岸流と呼ばれるものです)
その払い出しの流れが、赤い矢印の部分です。
打ち寄せる波が海岸線にぶつかり、反転しながら沖へ戻ろうとします。
寄せてえぐりとった砂を、反転して沖へと運ぶことにより、このような海岸線を形成するわけです。
で、海の中はどんな感じになるのかというと・・・
☑海岸線の張り出しが海の中に続いている
水色の部分は、払い出しによって運ばれた砂が堆積して、海岸線の延長のような張り出しが海の中でも続いているイメージです。
大きくとらえると、岬の先端も同じようになっていますよね?
☑張り出しの起伏がポイントになる
張り出しの両サイドは、起伏となりますから、重要なポイントとなります。
赤いラインのあるところが海底の起伏ですね。
変化がなく魚の薄いエリアは避け、こういった変化のある魚の濃いエリアを重点的に探ります。
海岸線の張り出しに対して、このような海底のイメージを持って釣りをするだけで、魚を探す効率はかなり高くなりますね。
☑底を取る釣りは、より効果的
ソルトルアーや投げ釣りなど、底を取ってする釣りスタイルは、より効果を発揮します。
ソルトルアーでは、赤いラインの起伏に沿ってルアーを引くことで、1回のキャストで長くポイントを探ることができます。
また、投げ釣りでは想定する起伏の先に投げ入れ、重みを感じる場所で仕掛けを置いておくことで、ピンポイントに探ることができます。
☑投げ釣りにおいて、注意したい点は?
投げ釣りにおいて注意するべき点は、釣り座をどこにするか?です。
上の図では、海岸線の張り出し(黄色の部分)でしたが、下の図のように釣り座(黄色の部分)をかまえてしまうのは、おすすめしません。
これには理由があります。
投げ釣りでは、仕掛け(オモリ)を引いて、重たくなる場所を起伏と判断します。
これは、低い方から仕掛け(オモリ)が坂を上ってくることで、重たさを感じます。
反対に、坂を下ったら重さは感じません。
上の図のように、張り出しの間などの低い位置(釣り座)では、重さを感じることができないので、正確に起伏を捉えることができませんね。
ということで、軸になる釣り人の位置(釣り座)は、張り出しの上がおすすめです。
(分かっている人はどこでも問題ありませんが・・・・)
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