現在、主流のライン(釣り糸)と言えば・・・ナイロンライン、フロロカーボンライン、PEラインです。
比重はと言いますと、
ナイロンライン(1.14)
フロロカーボンライン(1.78)
ポリエステルライン(1.38)
PEライン(0.97)
ちなみに水(1.0)海水が(1.03)
※ラインに関しては製品やその配合、水や海水に関しては温度等により比重が変化します。
海釣りで言えば、海水よりもラインの比重(数値)が低ければ浮き、高ければ沈むということになります。
一般的には、ナイロンラインが一番馴染みやすいと言われていますが、釣りのスタイルによってこの感覚は変わってきます。
高比重シンキングPEライン
【ラインの比重比較図】
例えば、底を取って魚を釣るようなスタイルであれば、比重が重く沈下速度が速いフロロカーボンが適していますし、表層を引くスタイルのトップウォーター(ルアーフィッシング)では、比重の軽い浮くPEラインが適しています。
ラインを通して魚のアタリを取る釣りでは、理想となるのはまっすぐ最短距離でラインを張っている状態です。
実際の釣り場では潮などの水の流れ(横の動き)などがあり、ラインをまっすぐに張ることは困難で、竿先から仕掛けまでの間で「タワミ」が発生していることになります。
これは個人的な感覚ですが、浮いているタワミと沈んでいるタワミと比べた場合、圧倒的に沈んでいるタワミの方がアタリを取ることができます。
こんな説明をすると誤解を招くかもしれませんので補足しておきますが、PEラインは伸度(伸び率)が極めて少なく感度でこれに勝るラインはありません。
置き竿スタイル
置き竿でこのPEラインの特徴を活かそうとすると、多くの人はしっかりとラインを張るのではないでしょうか?
伸びのないラインでしっかりと張り過ぎると、ウネリや波当たりなどで仕掛けが手前に引っ張られたり、リールのドラグが緩いとラインが出て行ったりするのではないでしょうか?(投げ竿は穂先が固いので、この傾向がより顕著になります)
こうなると、結果的には道糸がタワミ・・・アタリが取りにくい状態になってしまいます。
フレッシュ・ソルトルアーフィッシング(ライトゲーム)
軽量リグの遠投や操作性、ディープの攻略などで現在ではPEラインは欠かせないものになっています。
ただPEラインは、軽量でしなやかであるため風に影響され受けラインスラッグ(糸フケ)が出たり、ボトム(底)に着くまでに同じ症状になることが多いです。
もちろん、キャスト後のライン裁きやフォールのラインの送りを調整したりと対策はするのですが、結果的にはタワミが発生してアタリが取りにくい状態となってしまいます。
高比重シンキングPEライン【オードラゴン】
PEラインの弱点を改善した「次世代型高比重・高強度シンキングPEライン」
「G-SOUL OHDRAGON(オードラゴン)」が、よつあみさんから発売されています。
販売価格もリーズナブルで、かなりおすすめのラインです!!
メーカーの製品説明がこちら
PEラインの積年の課題の1つであった、同一糸径対比強度を大きく落とさずに重くすることをついに実現。
特殊マイクロフッ素繊維をコアに超高強度PEを当社特殊技術のWX組工法で、高密度に4本角打ちで組み上げました。
またマイクロフッ素繊維とPEの構成比率を号数ごとに同一とすることにより、比重を全号数1.40に統一でき号数による使用フィーリングの差をなくしました。
更にマイクロフッ素繊維が組シロに入り込み緩衝材的素材にもなり、結束強度を高め、耐摩耗性、耐切創性を大きく向上しました。
PE100%ラインに比べ風に強く、底取りがしやすくバーチカルでラインスラッグが出にくい、実釣値の高いシンキングPEです。
引用元(http://yoz-ami.jp/4104)
バスフィッシング、ライトゲーム、アジング、エギング、シーバスなど、フレッシュ・ソルトを問わずルアーフィッシングには欠かせない存在になりそうです。
特に、強風下での釣行やディープ攻略には大きなメリットになります。
「オードラゴン」は張りがあるため、置き竿スタイルの投げ釣りでもタワミを出しにくく、強く道糸を張り過ぎなくてもPEラインの感度を使うことができます。
個人的には、カレイ釣りに最適なラインであると考えています。
インプレ
分かりやすい「にゃんおぱぱ」さんのインプレを紹介します。
実際にオードラゴンを使ってみたので少し感想を書きたいと思います。
シマノバイオマスターの3000hgのスピニングリールに1.2号を巻いて使ってみました。
一つテンヤ釣りで使用しましたが、本当に沈みます。軽いテンヤでもスムーズに落ちていくので中々使いやすかったです。
10gのマイクロジグも投げてみましたがかなりいい感じでした。
細糸ならまだ使いやすくなると思います。
少し硬い感じがあったので、リーダーとの接続はどうかと思ってましたが、問題なくFGノットでラインシステムを組むことが出来ました。
引用元(スロージギングと土佐清水ing)
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