鮫の煮こごり(煮凝り)は、とっても美味しいので一品料理、お酒のお供におすすめです。
しかも、コラーゲンがたっぷりなので美肌効果も期待できて、女性には是非食べてもらいたい料理ですね。
※本来はゼラチン質が上で、皮や身の部分が下になります。
鮫の煮こごり(煮凝り)の作り方
煮凝りってなに?
鮫の煮こごりのレシピの前に、煮こごり(煮凝り)を知らない人のために・・・
煮こごり(にこごり、煮凝り)は、ゼラチン質の多い魚や肉などの煮汁が冷えてゼリー状に固まったもの。 この煮汁がゲル化する性質を利用して、煮込んだ材料ごと冷し固めた料理のことも指す。
引用(Wikipedia)
さめ皮を下茹でする
用意するのは、鱶鮫(ふかざめ)の皮です。
※鱶鮫の標準和名はネズミザメで、寒冷な外洋に生息するため北海道及び三陸地方が主産地です。
まずは、幅5センチ程度にカットして下茹でします。
鍋(下茹で用)に適量の水、しょうが、酒を入れ沸騰させます。臭みを取ることが目的なので、しょうが、酒は適当でかまいません。
さめ皮を熱湯に30秒~1分程度くぐらせたら、すべて取り出して冷水に付け粗熱を取ります。
サッと湯通しすることで、さめ皮のザラザラした部分が取れやすくなります。
さめ皮の表面(ザラザラ)を取り除く
さめ皮のザラザラした部分は親指でこするとポロポロと取れてくるので、皮の表面のザラザラが無くなるまでしっかりと取り除きます。
こんな感じでキレイに取れていきます。
ザラつきをキレイに取り除いたさめ皮。
さめ皮を好みの大きさにカットする
幅1センチ程度(目安)で短冊切りにします。
※好みで良いのですが、あまり大きいと噛み切りにくいので注意
鍋に入れてアクを取る
美味しくする秘訣は、たっぷりのショウガとアク取りです。
ショウガはひと固まりを大きめに切り分けて鍋に入れます。
※ショウガは最後に取り除くので、大きめに
※アク取りの画像を取り忘れたので、味付け後の鍋でイメージ撮影してます。
本来は、水にショウガのみを入れてアク取りをします。
沸騰したら弱火にして、アクを取りながら15分程度煮込みます。
味付け
酒、みりん、しょうゆ、塩、砂糖が王道だとは思いますが・・・
我が家では、鰹だしのビミサン(テンヨ)と昆布だしの昆布つゆ(ヤマサ)の2種類、あとは日本酒と味の調整用で醤油。
※鰹と昆布なら他のものでもOK、出汁醤油を使うとみりんと砂糖が不要
調味料を入れたら5分程度煮込み、味を調整します。
※最後にショウガを取り除く
容器に流し込む
容器の種類は問いませんが、我が家ではそのままお裾分けをしますので低価格の保存容器(タッパー)を使用しています。
容器に移したら、寒いところ(気温の低い地域)に半日程度、もしくは冷蔵庫で冷やすと鮫のゼラチン質で自然と固まります。
ちなみに鮫の身の部分(一部皮付き)があれば、同じように煮込んで味付けをしても美味しく食べられます。
ゼラチン質でこんな感じで固まります。
万が一、味付けが足らなかった場合は、温め直せば溶けるので味を付け直して、再び冷やせば固まります。
完成
冷めてしっかりと固まったら、切り分けて器に盛りつければ完成です。
説明は不要かと思いますが、コラーゲン(ゼラチン質)が豊富なので、美肌効果や関節の健康維持が期待できますので、女性の方やお年寄りには特におすすめです。
宜しかったら、是非試してみてください!
※さめ皮は冬の食材ですが、あまり流通しないものなので鮮魚店に問い合わせてみてください。
※「マイタケ」や「ナラタケ」を一緒に入れても美味しいですよ!
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