タイトルの通りで、ただただ気になったので糸の太さを計ってみました。
ここまで来ると、ただの暇人レベルです(笑)
画像元(シンワ)
まーライン径を測ることなんてそうそうないですから、こういう記事があっても良いんじゃないですか?
的な考えで書いてますけど・・・・
さて、ご存知の方も多いと思いますが、まずはライン(釣り糸)の強度について
ラインの強度表示(規格)「lb(ポンド)と号数」
国産ライン強度表示
国産ラインの強度表示(lb)のほとんどは、
表示されている強度を超えて負荷をかけると、破断してしまうよ!
という意味で、そのラインの限界強度(lbC)を示しています。
この場合、10lb(ポンド)ラインは、4.5キロ以上の負荷がかかると確実に切れる!という意味です。
※10lb(ポンド)=約4.5キロ
号数表示
そして、ライン(釣り糸)のもう一つの規格が、「号数」です。
この「号数」は、ラインの太さ(径)を示しています。
lb(ポンド)と号数は、規格がありますので、下の規格表(換算表)を確認してみてください。
アメリカの強度表示
で、もう少し言うと、アメリカのライン強度表示は、国内のものと異なります。
アメリカの強度表示(lb)は、
表示されている強度まで負荷をかけても、破断しないよ!
という意味で、そのラインの強度保証(lbT)を示しています。
この場合、10lb(ポンド)ラインは、4.5キロまで負荷をかけても絶対に切れない!という意味です。
ちょっとややこしいですが、「切れる限界強度」と「切れない強度保証」という点が違うということですね。
「これって、結局は同じことでしょ?」と思われがちですが・・・・
それぞれが同じ10lb(ポンド)表示のラインでも、そもそもの「規格」が違うと、同じ10lb表示のラインなのに、太さ(径)が変わってきてしまう・・・ということになるんですね。
PEラインの強度表示
もう一つ付け加えておくと、PEラインの強度はlb(ポンド)の1/10と覚えておくと良いですね。
例えば、
1号=4lb=「0.4号(PEライン)」
5号=20lb=「2号(PEライン)」
といった具合です!
ライン(釣り糸)の号数とlb(ポンド)、太さ
号数 | lb(ポンド) | 強度(kg) | 標準直径(mm) |
0.8号 | 3lb | 1.4kg | 0.15mm |
1号 | 4lb | 1.8kg | 0.17mm |
1.5号 | 6lb | 2.7kg | 0.21mm |
2号 | 8lb | 3.6kg | 0.24mm |
3号 | 12lb | 5.4kg | 0.29mm |
4号 | 16lb | 7.2kg | 0.33mm |
5号 | 20lb | 9.1kg | 0.37mm |
8号 | 30lb | 13.6kg | 0.47mm |
10号 | 35lb | 15.9kg | 0.52mm |
ラインの太さ(径)を計測
デジタルマイクロメーター(シンワ)
ライン太さ(径)を測るために使用したのは、厚みゲージとも呼ばれる「シンワのデジタルマイクロメーター」
測定範囲が、「0.001~25mm」とラインの太さを測るのにはちょうど良い!
画像元(シンワ)
測定したナイロンライン
今回、測定したナイロンラインは、釣りボックスの中にあった使いさしの3種類。
3種類のナイロンラインは、すべて「6号」表示!
右から「ワールドプレミアム」「アトミックスライダー」「サンライン海平」
それぞれを先程のデジタルメーターで測定していきます。
ワールドプレミアム
ほんの今、気が付いたのですが、数値がハッキリ見えない・・・
うーん、デジタルメーターを片づけてしまったので、もう一度計測するってめんどーですね。
ってことで、そのまま続行!
数値は「0.436」
これで良し!
この数字を踏まえて、規格表を確認・・・
・・・・・あっ規格表に6号が表記されていない・・・・
こうなったら、サンラインさんに助けてもらおう!
ナイロンライン・フロロカーボンライン・エステルライン規格表
こちらは1/1000までの表示なので、結果オーライ!
画像元(サンライン)
で、改めて、
数値は「0.436」
規格表では「0.405」、ワールドプレミアムが「0.436」
なんとなーくなんですが、他のナイロンラインと比べてやや太いかな?とは感じてましたが、当たってましたね。
ま、この程度は許容範囲ですけど・・・
ちなみに、一回の測定で確認すること自体がおそらく間違いで、少なくとも3回は測ってその平均値を出すのが普通でしょうね。
ただ、この3種類のナイロンを触った感じでも一番太く感じたんで、数値的にさほど間違いじゃないかと。
アトミックスライダー
あちゃーこれも見えませんね。
数値は「0.404」
規格表では「0.405」、アトミックスライダーが「0.404」
正直、1/1000となると、ちょっとした加減で変わってくるので、素晴らしく規格通り!といった感じです。
サンライン 海平
あらら・・・えーっと
数値は「0.421」
規格表では「0.405」、海平さんが「0.421」
これも許容範囲ですね。
と、ただただラインの太さ(径)を測ってみただけです。
この程度の誤差は、全く問題ありませんね。
僕が思うに、まっすぐに引っ張って強度テストしたら、おそらくどのメーカーも同等の数値が出てくるんですよね(規格通りの・・・)
必要なのは、多少根ズレをしても切れない!とか、気が付かないキズがあっても切れない!といったところです。
ラインって、魚との命綱ですからね!
信じるか?信じないか?はあなた次第ですけど、こんな動画もありますよ!
ヤバすぎる結果!ライン擦れ強度テスト
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