釣り糸が切れる――。
原因が何であれ、あとに残るのは後悔だけですよね。
特に、不意に掛かった大物でのラインブレイクは、
「ちゃんと準備しておけば…」という思いが一生残ります。
だからこそ、
切れる理由を知り、日頃から防げることを潰しておく。
これが何より大切です。
釣り糸が切れる主な原因と対処法
ラインブレイクの多くは、釣り人側のミスや判断ミスで起きています。
逆に言えば、ポイントを押さえておくだけで、かなりの確率で防げます。
まずは、ありがちな原因を一つずつ確認してみてください。
① 竿の角度が悪くなっていませんか?
これは非常によくある原因です。
ロッドは、魚の引きを「弾力」で吸収する道具。
その性能を活かす基本は、ラインに対して竿を約90度に保つことです。
竿を前に倒しすぎると、曲がりが使えなくなり、
いわゆる「竿がのされる状態」になります。
極端な話、ラインと竿が一直線になると、
糸だけで魚を引っ張ることになり、簡単に切れます。
反対に、起こしすぎもNG。
曲がりがきつくなりすぎると、
ラインは常に限界近くまで張った状態になり、
強い突っ込みで一気に切れるリスクが高まります。
さらに、穂先折れの原因にもなります。
基本は「90度前後」を意識してやり取りする。
これだけでもラインブレイクは大きく減ります。
② ラインが細すぎませんか?
狙っている魚に対して、
糸が細すぎるケースも非常に多いです。
細糸はドラグを使えば対応できますが、
それなりの技術と判断力が必要になります。
また、タックルバランスも重要です。
- ライトタックル × 太糸 → ロッドが負ける
- ヘビータックル × 細糸 → ロッドが硬すぎて糸が切れる
ロッド・リール・ライン・狙う魚
このバランスが崩れると、必ずトラブルが起きます。
大物狙いなら、無理な細糸は使わない。
細糸のメリットよりも、リスクの方が大きい場面は多いです。
③ 結び目は正しく結べていますか?
仕掛けの中で、
一番弱いのは「結び目」です。
どんなに強いラインでも、
結ぶことで必ず強度は落ちます。
結束方法も大事ですが、
それ以上に重要なのが「締め込み方」。
締め込むときは、
必ず濡らしてから行う。
これを怠ると、摩擦熱でラインが傷み、
見た目では分からなくても強度が一気に落ちます。
実は、かなり多い失敗例です。
④ ラインに傷が入っていませんか?
岩や根に擦れる、
歯の鋭い魚に噛まれる。
釣りをしていれば、
ラインに傷が入るのは避けられません。
定期的なチェックが重要です。
見た目で分かりにくい場合は、
ラインを指でつまんでスライドさせてみてください。
少しでも引っ掛かりを感じたら、
その時点で交換が基本です。
⑤ 古いラインを使っていませんか?
これは意外と見落とされがちです。
リールに巻いたまま時間が経っているライン。
一度も使っていなくても、
基本的にはNGと考えた方が安全です。
また、最近巻いたとしても、
購入から時間が経っているラインも信用できません。
古いラインは、
下糸や捨て糸として使うのが無難です。
例外はPEライン。
PEは耐劣化性が高いですが、
傷には極端に弱いという特徴があります。
ナイロン・フロロは、
紫外線や時間経過で確実に劣化します。
蛍光灯の光でも劣化する点は要注意です。
⑥ ドラグ設定が強すぎませんか?
ドラグは、
ラインが限界に達する前に糸を出して、
切断を防ぐための装置です。
ですが、強く締めすぎている人は非常に多い。
「障害物に巻かれたくない」
「走らせたくない」
明確な理由がない限り、
やや緩めが基本です。
ただし、緩すぎるとアワセが効きません。
ポイントは、
「アワセが効く最低限」を見極めること。
特に注意したいのが針の軸の太さ。
細軸は小さな力で掛かりますが、
太軸(大物用)は強い力が必要です。
針・ライン・ドラグは、
必ずセットで考えましょう。
ドラグ設定については、
こちらの記事で詳しく解説しています。
ダイワのドラグシステムについてはこちら。

