真鯛のぶっこみ釣りで、針のチモト蛍はどんな色が良いでしょうか?
コメントいただきました。ありがとうございます。
このあたりは個人的にもかなり気になる部分なので、今回の記事のネタにさせていただきます。
結論から言ってしまうと……正直、難しいです(笑)
それで終わってしまうと話にならないので、僕が実際によく使っている考え方も含めて、順番にお話ししていきます。
まず「色」についてですが、これは本当に奥が深い。
魚を釣る以上、人間目線ではなく、魚目線で考えなければいけません。
「そこまで深く考えなくてもいいでしょ?」という人もいると思いますが、色は間違いなく釣果に影響する要素のひとつです。
それを一番実感できるのが、ルアーフィッシングだと思います。
ルアー経験者なら分かると思いますが、魚って「そんな色、自然界にある?」というルアーで普通に釣れるんですよ。
もし自然界に存在したら、確実に毒魚レベルのカラーです。

いわゆる「マットタイガー」。
知らない人が見たら「何この色?」ってなりますよね。初心者なら、まず手に取らないと思います。
でもこれ、バス釣りではド定番カラー。普通に、めちゃくちゃ釣れます。
ちなみに、このルアー(VISION ONETEN)は Megabass さんの製品。
僕も大ファンです。
もちろん、リアル系のカラー(アユカラーなど)もあります。

リアル系は本物に近い安心感がありますよね。
このVISION ONETEN、カラーバリエーションは全25色。

リアル系でしか反応しないときもあれば、マットタイガーのようなド派手カラーにしか反応しないときもあります。色ひとつで釣果が大きく変わる、というのはよくある話です。
ただし、魚は人間と同じように色を見ているわけではありません。
ブラックバスは、人間よりも色覚能力が低いとされています。いわゆる「色盲」に近い状態です。
そのため、人間の感覚とは違った色の捉え方をしており、結果としてマットタイガーのような不思議な色が定番カラーになっています。
バスの生態に興味がある方は、Drキース・ジョーンズ博士の研究も参考になります。
さて、真鯛の話に戻します
ブラックバスは色覚が弱いと言われていますが、真鯛はどうなのでしょうか。
以前書いた「ケイムラ」に関する記事の中で、こんな内容を紹介しました。
ケイムラとは紫外線を反射して光る蛍光塗料のこと。紫外線は人間には見えませんが、魚には見えていると言われています。
すべての魚ではありませんが、真鯛は紫外線を認識できる魚に含まれます。
ちなみにチヌ(黒鯛)は紫色が見えないそうです。
人間は赤・緑・青の3色で色を認識しますが、魚はこれに紫が加わり4色を認識していると言われています。
(参考:Red wave)
つまり、真鯛は人間より色覚が優れている可能性があるということです。
そう考えると、人間に見えている色はすべて、真鯛にもはっきり認識されていると考えた方が自然かもしれません。
真鯛に効果がある夜光色
これまで使ってきた夜光玉(発光玉)の中で、感覚的に効果があると感じている色は、
「黄緑色」「青色」「ピンク色」
他にも色はありますが、基本的にはこの3色のどれかと同系色として考えています。
例えば、黄色は黄緑系、オレンジや赤はピンク系、といった具合です。
定番の黄緑系の蛍光色は、まず間違いありません。定番になるだけあって、やはり強いです。
電気ウキを使っていると、この差がよく分かります。
黄緑や青は水中で光が広く拡散しますが、赤はあまり広がりません。
この「光の広がり方」を見ても、蛍光系はアピール力が高いと感じます。
スズキ(シーバス)や黒鯛(チヌ)狙いでよく使う青色も、真鯛に効果があります。
ピンク色は、個人的に根魚狙いで使用頻度が高い色です。
ただし、これらはすべて感覚的な話です。人によって感じ方は違うと思います。
それでも、赤いオモリや食紅で染めたイカタンが使われ続けていることを考えると、色に意味があるのは間違いないですよね。
ここが難しい
僕の夜光玉の使用率は、だいたい50%くらいです。
状況次第、というのが正直なところ。
ここまで色の話をしておいて何ですが、夜光玉はアピール力が高い分、エサ取りも寄せてしまいます。
大物釣りは、いかにエサ取りを避けて、本命が来るまでエサを残せるかが勝負。
アピールしすぎてエサだけ取られてしまったら、本命が近くにいても意味がありません。
なので、基本は「付けない」。あくまで基本です。
付けるタイミングは、エサ取りがいないとき、または本命の活性が高い時合い。
エサ取りが静かな時間帯に、あえて夜光玉でアピールしてみる。
そして、時合いが来たと感じたら、迷わず使う。
ただし、断言はできません。ここが一番難しいところです。
経験したこと
時合いに夜光玉を付けていない竿でヒットし、次の一投で夜光玉を付けたら無反応……。
逆に、夜光玉を外したらすぐに走った、なんてこともあります。
「警戒してたのかな?」と思うこともしばしば。
このあたりが、夜光玉の悩ましいところです。
赤波流の使い方(良い大人はマネしないでください)
実際の使い方ですが、僕が一番よくやるのは「夜光玉2個付け」です。
アミエビが青白く光るのは、実は「目」が光っているから。
生き物の目は2つありますよね。
それを意識して、あえて2個。
……はい、これも完全に妄想です(笑)
基本は同色2個。「黄緑+黄緑」が一番多く、真鯛狙いの基本形です。
根魚狙いでは「黄緑+ピンク」。

スズキやチヌ狙いでは「黄緑+青」をよく使います。
見たままの色で光るタイプの発光玉は釣具店にありますので、ぜひチェックしてみてください。
ちなみに、ルミコちゃんもあります。これはもう、アピール最上級ですね。

