海釣りでは、釣り場に立つ前の判断が、 その日の釣果を大きく左右します。
当日の波やうねり、風の強さ。 そして、もうひとつ重要なのが「潮回り」です。
以前、釣行前に確認しておきたい波の情報について紹介しました。
今回は、その続きとして 春の真鯛釣りにおける潮回りの考え方をまとめます。
現在はスマートフォンの普及により、 潮見表やタイドグラフは簡単に確認できるようになりました。
「潮見表」「タイドグラフ」などで検索すると、 さまざまなアプリが見つかるので、 自分にとって見やすいものを選ぶと良いでしょう。
春の真鯛を狙う潮回りの考え方
潮のサイクルを簡単に整理する
潮の流れは、以下のようなサイクルで変化します。
若潮 → 中潮 → 大潮 → 中潮 → 小潮 → 長潮
この流れを、約15日周期で繰り返しています。
潮の違いと魚の活性
潮とは、満潮と干潮の差によって生まれる 海水の動きのことです。
大潮は満ち引きの差が大きく、 潮がよく流れます。
反対に、小潮や長潮は 満ち引きの差が小さく、 潮があまり動きません。
一般的に、 潮が流れることで魚の活性は上がる と言われています。
よく聞く 「今日は潮が動いてなくて釣れない」 という言葉は、ここから来ています。

特に長潮は、満潮と干潮の差が小さく、 経験上、釣果を期待しにくい日だと感じています。
釣れないわけではありませんが、 「積極的に狙いたい日」ではありません。
潮が流れすぎる大潮は逆に難しい
僕が狙っている真鯛は、 基本的に潮通しの良い場所を好みます。
そのため、大潮は好条件になることが多いのですが、 地域によっては 潮が流れすぎる日があります。
こういう日は、 正直ほとんど釣れません。
30号クラスのオモリが 簡単に流されてしまうような状況が目安です。
仕掛けが狙ったポイントに留まらない、 という理由もありますが、 春に関しては別の要因も考えています。
それは、 潮が大きく動くことで、 深場の冷たい海水が混ざり、 浅場の水温が一時的に下がる のではないか、という点です。
水温低下によって、 真鯛の活性が落ちている可能性があります。
ただし、こうした大潮の日でも 潮止まり前後にアタリが出る ことがあります。
潮止まりまでの時間が短ければ、 粘ってみる価値はあるでしょう。
※この傾向は地域差があるため、 あくまで参考として考えてください。
個人的に好んでいる潮回り
潮がよく流れる日は、 釣れる時間帯(時合)がハッキリしていて、 長続きしない と感じています。
時合に入るとアタリが集中し、 短時間で釣果が出る一方、 過ぎてしまうとピタッと止まります。
こうした日は、 粘っても結果が変わらないことが多く、 納竿の判断がしやすいのも特徴です。

反対に、潮があまり流れない日は 時合が読みにくく、 「いつ釣れるか分からない」ため やめ時を見失いがちです。
僕が個人的に一番好んでいるのは、 大潮の後の中潮です。
特に春は、 中潮の2日目あたりが 安定して釣果を出しやすいと感じています。
明確な根拠があるわけではありませんが、 水温が安定し、 なおかつ適度に潮が流れる からではないかと考えています。
実際に釣果も伴っているため、 結果的に釣行回数が多くなっているのかもしれません。
真鯛に限らず、 潮が流れることで魚の活性は上がります。
天候や休みの都合にもよりますが、 若潮や長潮よりも、 潮が動く日を選んで 釣行計画を立てるのがおすすめです。
今回紹介した潮回りの考え方も、 釣行前や現場での判断のひとつです。
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