サーフ(砂浜)での釣りが多い僕にとって、パイプ天秤はそうメリットの高い天秤ではありません。
一番のというか、それがイヤなのですが、パイプの中に砂が入り詰まるという現象。
そんなところで使うなよ~って言われそうですが、これが大問題です!
砂詰まりしたパイプ天秤は、パイプに通した糸と絡み、遊動式を固定化してしまいます。
パイプの内径が狭いせいか、一度詰まるとなかなか取り除けない・・・まぁそんなことがあって、その後は使用することはありませんでした。
そんな印象の良くないパイプ天秤ですが、あるとき釣具屋さんで「石鯛天秤パイプ」なるものを見つけ、とっさに衝動買い。
せっかく買ったからってことで、大物投げ釣りに使用してみると??
なかなかいいんです!
石鯛天秤パイプ(gartz)
これを衝動買いしてしまった理由は、石鯛用とのことなので、磯などの岩礁を攻められる=根掛かりに強いという点と、そもそもパイプ天秤は遠投ができないと思っていたのですが、パッケージに遠投用と書いてあった点です。
かなり単純で、メーカーの戦略にハマってます・・・
砂詰まり問題
実際に使用してみたところ、意外にも使いやすく感じました。
問題は砂詰まりの点でしたが、ほとんど無いのでビックリ!
通常のパイプ天秤よりも、パイプの部分の長さが短いからではないかと考えましたが、引き続き使用して分かったのは、砂の粒の大きさが関係しているということが分かりました。
ただ、基本的にそんなところをメインに使う天秤ではないですからね!
4つのメリット
根掛かりが少ない
まずは、一番の狙いである根掛かり回避。
岩礁帯にいる石鯛狙いに使える天秤ですから、これに関しては、メリットが非常に大きいです。
全遊動式の天秤
根掛かりがある釣り場では、捨てオモリ式の胴付き仕掛けの出番ですが、この仕掛けですと、固定式に限定されます。
パイプ天秤は、パイプの出口にサルカンを結んでいるため、糸が引き出されるときに全く干渉する部分がありません。
定番の遊動式海草天秤と同じ感覚で使用することができます。
オモリを交換できる
個人的に、かなりメリットを感じている要素です!
オモリと一体式の天秤は、オモリの種類の数だけ買い揃えて持ち歩かなければいけませんが、オモリ脱着式の天秤ならオモリだけを買い揃えれば良いわけですから、非常に助かります。
根掛かりする釣り場は、ポイントに届くのであればオモリはできる限り軽くしたいですから、交換ができることにデメリットはそうありません。
コンパクトで持ち運びに便利
パイプ長さは、9センチ程度なので非常にコンパクトです。
これくらいのサイズなら、持ち運びに困ることはありません。
根掛かりポイントなら、多めに用意しておくことで安心ですし、バッグの中に予備として入れておけば、想定外の根掛かりポイントでは、かなり活躍してくれることになります。
遠投タイプ
これに関しては、飛距離が出るというものではなく、仕掛け絡みがしにくいという程度。
もちろん、オモリの重さによってそこそこの遠投は可能ですし、そもそも投入時の仕掛け絡みは避けたいので、この点もありがたい。
根掛かりだらけって釣り場では、捨てオモリ式の仕掛けになってしまいますが、そこまでひどくないのなら、遊動式で狙える石鯛用パイプ天秤は使えます。
↓ここ大事です↓
経験上、胴付き仕掛けより遊動式の方が食い込みも良く、ラインが走るので、合わせのタイミングが分かりやすい。
さらに、捨てオモリ式は合わせたときに、針が掛かったのか?根掛かりなのか?分からないときがありますが、ドラグが逆転すれば、道糸に余裕ができ迷うことなくしっかりと合わせることができます。
投げ釣りでの個人的な使い方
通常の釣り場では、天秤だけを石鯛用パイプ天秤に交換して使用しますが、根掛かりがきついポイントでは、太糸仕掛けで臨みます。
道糸7~8号のナイロンを使用し、力糸なしでサルカンに直接結びます。
擦れによるラインのキズも考えなくてはならないのですが、太い糸を使用していることと、ヨリ糸や砂ズリにすると半遊動になることから、仕掛け回収の際にキズがあるようなら、その部分を切って道糸を詰めます。
また、オモリを付け替えるスナップに捨て糸をかますことで、捨てオモリ式としても使用することができますので、メリットを感じる人は試す価値アリです!
お試しあれ。
ブログランキングに参加しています。
宜しければ、応援ワンクリお願いします。