【PEライン】メリット・デメリットを知ろう!選び方のポイント

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これだけ普及した素晴らしいラインですから、とくに初心者の人は

PEライン = 細くても強い

とだけ、認識している人もいるのではないでしょうか?

 

たしかに、ものすごーく優れているラインではありますが、デメリットもあります。

優れていると言われる「メリット」と、特化しているだけに忘れてはいけない「デメリット」の両方を理解することが大切ですね。

 

 

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☑PEラインって、どんなもの?

「PEライン」は、20年以上前からありますが、ナイロンやフロロカーボンよりも新しいラインです。

同じ釣り糸ですが、ナイロンやフロロカーボンと違って、1本の糸ではありません。

ポリエチレン素材の細い糸を数本(主に4本または8本)を、編み込むことで作られた撚り糸です。

※現在は12本

この素材であるポリエチレン(Polyethylene)から、「PE」と名前が付けられています。

 

 

以前は、ナイロンやフロロカーボンなどが主流だった釣りも、

いまでは、PEラインが主流に変わりました(すべてではありませんが・・・)

また、PEラインが登場したことにより、そしてデメリットを改善することにより、釣りが進化し、さらには新しい釣りスタイルも生まれましたね。

 

このあとに「メリット」「デメリット」について書きますが、

PEラインは、より遠くへ・より深くへ!進化させた革命的なラインではないでしょうか。

 

では、早速「PEライン」メリット・デメリットの説明を。

 

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PEラインのメリットとは?

このラインが普及した理由に、釣り人が求めていた「利点」があります。

他のラインを比べても、その差は歴然です。

 

☑直線強度がスゴイ!

PEラインの強度は、他のラインと比べても圧倒的に強い!

同じ径(太さ)のナイロンラインと比べると、約3倍程度の「直線強度(引張強度)」があり、現在の釣り糸の中ではダントツ!

強度が強いということは、その分細い糸を選択することができますね。

 

糸を細くすることで、軽い仕掛けを投げることができたり、仕掛けをより遠くに飛ばすことができます。

 

☑感度がハンパない!

PEラインは、伸びが少ない、もしくはほとんどありません。

これは、「伸びが少ない=高感度」というメリットになります。

魚のアタリ(バイト)や、底質・地形変化など多くの情報を得ることができます。

 

また、「伸びが少ない=操作性」というメリットがあります。

沖へ投げた仕掛け、深海に落とした仕掛けなど距離がある場合には、伸びがないためダイレクトな操作性が実感できます。

これと同時に、アワセが効きやすくなりますから、針掛かりの悪い魚などには特に効果的ですね。

 

☑劣化に強く長持ちする!

ナイロンラインのように「吸水性」や「紫外線劣化」があると、日々劣化していきますが、PEラインは「吸水性」はありませんし、「紫外線劣化」も極めて少ないです。

個人的な話ですが、エギングのPEラインは最大3年ほど使用します。

※ある程度使用したら裏返します。

投げ釣りなどラインに負担のかかる釣りでは3年とはいきませんが、適正な使用であれば1年程度使うことができますから、経済的ともいえます。

 

※オススメのPEラインは↓にあります。

 

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PEラインのデメリットとは?

PEラインのメリットは、ほとんどの人が理解していると思いますが、デメリットとなると意外と知らない・・・という人もいるのではないでしょうか?

 

☑摩擦や摩耗にめちゃ弱い・・・

メリットで直線強度(引張強度)が圧倒的に強い!としましたが、

耐摩耗性(摩擦や摩耗)に対しては、めちゃめちゃ弱い・・・これは、PEラインの弱点です。

釣りを始めて間もない人の中には、「強度が強い=切れにくい」と考えている人もいると思いますが、

ラインを引っ張ったときの強さである「直線(引張)強度」と、根ズレや歯ズレなどのキズに対する強さである「耐摩耗性」は、分けて考えないといけません。

 

分かりやすく言えば、PEラインは引っ張ってもなかなか切れないが、キズが入るといとも簡単に切れてしまう・・・ということです。

PEラインは、単体で使われることが少なく、ラインシステムとしてリーダーとセットで使うことが何よりの証拠です。

 

☑結束部が弱く、結束が面倒で難しい・・・

釣り初心者にはナイロンラインがおすすめ!と言われます。

これは、トラブルが少なく結束(結び)が簡単なことが挙げられます。

適切に結ぶことができれば、ナイロンラインで約90パーセント(結束強度)、PEラインは約50パーセント(ラインシステムによる)とも言われます。

PEラインの結束は少々面倒で、適切に行わないと結束強度がでない場合があり、初心者にはちょっと難しい部分でもあります。

 

PEラインの結束方法は数多くありますが、「FGノット」「ミッドノット」あたりが主流です。

とくに「FGノット」は強度、知名度ともにありオススメです。

より早く、確実にシステムを組むことができる「ノットツール(アシスト器具)」も売られています。

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こんなのあった!初心者でも簡単に結べるリーダーとPEの結び方
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☑伸びが無く、柔軟性に欠ける・・・

「伸びが少ない=高感度」とメリットを書きましたが、これがデメリットとなる場合があります。

PEラインの伸び率は約7パーセント前後(製品により異なる)

ラインの伸び(柔軟性)が無さ過ぎると・・・釣りのスタイルによっては、アタリを弾いてしまったり、魚をバラす原因になります。

 

さらには、柔軟性がないので急激な力に耐えられず、ラインブレイク・・・

最近はあまり言われなくなりましたが、「ショックリーダー」とはこのPEラインの弱点を補うラインシステムなんです。

ここらへんは、「諸刃の剣」的な部分で、良く理解した上で使用することをおすすめします。

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☑波や風に弱い・・・

ナイロンラインの比重が約1.14、フロロカーボンが約1.78、PEラインの比重が約0.97と、他のラインに比べてもかなり軽い性質を持っています。

直線強度が強い(メリット)PEラインは、他のラインより細い径を選択しますから、より軽くよりしなやかになります。

しなやか・・・というと、扱いやすそうで聞こえは良いのですが、これがデメリットになります。

 

要因は、「風」です。

無風の状態では、操作性が良く感じますが、風がある状況では著しく操作性が低下します。

また、風はキャスト時にも影響します。

それが、「ガイド絡み」です。

キャスト時に横風を受けると、しなやかなPEラインはたるみ、ガイドに巻き付こうとします。

これがキャスト時に「バチン」と切れる原因になります。

 

ここらへんが気になる人は、下記の記事で確認してください。

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☑価格が高い・・・

比較的割安な商品もありますが、価格なりの製品もありますから、信頼できるPEラインとなると他のラインよりもやっぱり高い・・・

まーここらへんは、致し方ないですね。

他のラインでは求めることのできない優れたメリットを持っているのですから。

 

※高コスパのPEラインは、↓

 

☑PEラインの選び方のポイント

冒頭で「PEライン」は、

ポリエチレン素材の細い糸を数本(主に4本または8本)を、編み込むことで作られた撚り糸です。

と書きました。

 

主流になっているのが、4本編みのラインと8本編みのラインです。

同じ太さのラインであれば、4本編みよりも8本編みの方が1本当たりの糸の太さは細くなります。

これは単純に、編み込みの数が多い方が優れているというわけではありません。

 

【4本編み込み】は、8本編みに比べ安価です(製品によって差はあります)

また、1本当たりが太くなるので耐摩耗性が高くなりますから、キズ・コスレの可能性がある釣り場では、こちらの方が有利になります。

【8本編み込み】は、4本編みに比べ高価です(製品によって差はあります)

編み込みが細かい分、表面の凹凸が少なくなるのでガイド滑り、空気抵抗が少なくなりますから、少しでも遠投がしたい釣り場では、こちらの方が有利になります。

ちなみに、8本編みの方が、糸鳴りが小さくなります。

 

ただし、4本編み・8本編みの違いは、大きく差が出るようなことではありません。

あくまで、そういった傾向がある!程度で認識してください。

 

釣り糸も日々製品は進化していき、弱点を克服した新しいPEラインも誕生しています。

PEラインを使用するにあたって大きなネックになる「耐摩耗性」は、コーティングラインが、

風に弱い!糸フケ(ラインスラッグ)がでて扱いにくい・・・には、高比重ラインがあります。

 

釣りスタイルや釣り場の状況、おサイフの事情で、選ぶことが良いと思います。

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