仕掛け絡む?ぶっこみ釣り(投げ釣り)原因と対処法まとめ!

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ぶっこみ釣り(投げ釣り)をしていると、「どうしたらこんな絡み方をするんだろう・・・」なんて思うくらいに、ハリスが道糸や仕掛けと絡んで戻ってくることがあります。

仕掛けが絡んでいると、アタリが出なかったり、アタリが出ても止まってしまったりと、あからさまに魚は掛かってくれません。

仕掛けの絡みが頻繁に発生する場合には、改善をしないといけません。

どのタイミングでハリスや仕掛けが絡むのかにもよっても変わってきますが、可能性の高いタイミングでの原因と対処法をまとめてみます。

ハリスや仕掛けが絡むタイミングは、大きく分けて二つ。

仕掛けの「投入~着底まで」と、「アタリ待ち」です。

 

☑仕掛け投入~着底

投入(キャスト)の際に仕掛けが絡むのであれば、見直すことでほぼ100%改善することができます。

では、順番に確認していきます。

 

ハリスの長さは適正ですか?

ぶっこみ釣りや投げ釣りでは、ハリスを長くとることで魚に違和感を与えにくく、大物釣りでは特に有効とされています。

ですが、仕掛けを投げ入れて釣りをする以上、適度な長さというものがあります。

感覚的なことで話しますと、2メートルが一つの基準です。

これ以上の長さになると、ハリス絡みの可能性がより高くなってしまいます。

大物釣りでハリス長さが「ヒトヒロ」と言われるのは、絡みのリスクが少ない範囲で長めにとるという観点から判断されたものです。

ハリスを長めにとっていても絡まない場合は問題ありませんが、長さが原因で絡むようでしたら短くすることで改善することができます。

 

ハリスの長さに関しての記事はこちらから

大物投げ釣り(ぶっこみ釣り)ハリスの長さはどれくらいが良いの?
大物投げ釣り(ぶっこみ釣り)を始めた人に必ずと言っていいほど聞かれるのが、ハリスの長さ。「一本針ハリスの長さはどれくらいが良いのですか??」ハリスの長さの基準は1ヒロ(ヒトヒロ)ですが、状況に応じて長さを変更します。天候や海の状況、釣り場の状況など

 

餌はまっすぐに付いていますか?

これは、使用するエサによっても違いはありますが、真っ直ぐに付いていないことでキャストの際にくるくると回り、道糸や天秤(オモリ)などに絡む場合があります。

夜釣りで確認することは無理な話ですが、日中の釣行であれば、キャスト時に実際に見ることができますから一度確認をすることをオススメします。

イカタン(イカの短冊)やエビなどは、比較的くるくると回りやすいのでハリスに対して真っ直ぐになるようハリに付けることで改善することができます。

 

投げる角度は適正ですか?

投げ入れる角度は、ライナーでも山なりでも仕掛けは絡みやすくなります(もちろん飛距離も落ちます・・・)

オモリ(天秤)が先行して飛行し、追ってハリスやエサ、道糸が引かれていきますから、適切な放物線を描くようなイメージが理想です。

投げ入れるベストの角度は、40~45度。

個人的な感覚の違いはありますが、僕は40度を意識しています。

この角度でキャストをすると、ハリスやエサは抵抗によりオモリ(天秤)の外側(上側)を飛ぶことになり、道糸との絡みを改善することができます。

 

着水時にサミングしていますか?

着水~着底までの間も、仕掛けが絡むリスクがあります。

仕掛けが着水後、道糸を送り出しながら垂直に落とす(フリーフォール)と、ハリスやエサが道糸やオモリなどに絡む可能性があります。

これは、仕掛けの種類やハリスの長さにも関係してきますが、簡単に回避する方法があります。

それは、着水の直前にサミングすることです。

「サミング」というのは、本来ベイトリールにおいて親指でスプールの回転を調整または止める行為のことで、厳密に言うと間違いですが・・・

ちなみに、スピニングリールだと「フェザーリング」と呼ばれるものなんですが、フェザーリングだと「止める」というイメージが弱いため個人的には、糸を止める行為を「サミング」と呼んでいます。

 

要は、着水の直前に糸の放出を止めましょう!ってことです。

道糸の放出を止めることでオモリ(天秤)は止まりますが、エサは慣性(または惰性)が働いているのでその先に落ちます。

道糸を止めてテンションを掛けることで、竿先を中心に弧を描きながら手前に落ちていきます(カーブフォール)

こうすることで、オモリが先行してハリスやエサが遅れて落ちてきますので、道糸や仕掛けの絡みを改善することができます。

 

☑アタリ待ち

 

仕掛けの投入時に絡むことがなくても、アタリ待ちのタイミングで絡むことはあります。

「仕掛けを回収してくると、絡んでいる・・・・」

実は、これが一番厄介な問題です。

 

まぁ、文句を言っても魚は釣れませんからね。

こんなときは、仕掛けを変更することやちょっとした工夫で改善することができます。

 

着底したらまず仕掛けを馴染ませる!

着底したままにしておくと、仕掛けが馴染んでいないので絡みやすい状態になっています。

なので、着底したらすぐに最低でもハリスの長さ以上は仕掛けを引きずり、「道糸→天秤(オモリ)→ハリス、エサ」と一直線になるようにします。

「仕掛けを馴染ませる」という表現が適切なのかはわかりませんが、個人的には、仕掛けが一直線になっていることを「仕掛けが馴染んでいる」というように使っています。

 

魚が釣れないリスクやトラブルを回避するためにも、「まずは仕掛けを馴染ませること」が大事です。

 

オモリ(天秤)に絡む

ぶっこみ釣りでは、専用のぶっこみオモリを使用します。

「亀の子オモリ」とか「オタフクオモリ」などと呼んでいますが、ぶっこみ釣りではよく使われる扁平型のオモリです。

これは、投げ釣りに使われる「L型天秤(海草天秤)」などと違って、糸が底から離れていないのでオモリ自体に絡むことが少なく、多少絡んだとしても竿をあおることで元の状態に戻りやすいメリットがあります。

また、鯉のぶっこみ釣りで使われることからもわかるように、川の流れにも強くぶっこみ釣りにはおすすめのオモリです。

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投げ釣りでは、海藻天秤(L型天秤)を使うことが多いです。

これは、ぶっこみオモリと違って糸が海底から離れてしまう(浮いてしまう)ので、より流れやウネリに左右されて絡みやすくなってしまいます。

個人的にはあまり活用していませんが、一定の効果があるのは長めの砂ズリ(ワイヤー)を使用することです。

流れに揉まれてしまうハリスを天秤から離すことによって、天秤との絡みはかなり減り効果は大きいと思います。

個人的に一番効果的だと感じているのは、「ジェット天秤」や「スパイク天秤」、「名古屋天秤」などを使用することです。

これらの天秤に共通している点は、ワイヤーが一直線になり海底に付いていることです。

ハリスの浮き上がりを抑えて、天秤自体が立っていないのでそれ自体に絡む可能性が低いです。

天秤自体に絡むことを改善することには、非常に効果的でおすすめです。

 

ハリスが絡む

一般的には、フロロカーボンのハリスが主流ですが、大物狙いで食い込みが良いとされるナイロンのハリスを使っていると、よく絡んできます。

これは、フロロカーボンよりもナイロンの方が張りがないために起こります。

ナイロンの特性を活かしたいのであれば、単純に太くすることでも改善できますが、結束の問題とそれほど高い効果を得られないので、フロロカーボンに変えることをお勧めします。

 

で、フロロカーボンを使用している場合はどうしたらよいのか?

ってことになりますが、これはナイロンと同様に太くすることが効果的です。

そもそもフロロカーボンは、ナイロンよりも硬さや張りがあるため、フロロカーボンを太くすることでかなり効果的だと感じるができると思います。

通常使うハリスよりも太いフロロカーボンハリスを用意しておくことは、色々な状況下でも役に立ち、快適に釣りをすることができますから、用意してみてはいかがでしょうか?

 

大事なことを言い忘れてました・・・・

事前に準備したハリスや小さなボビン巻きのハリスは、パーマが掛かっている場合が多いと思いますが、これがハリス絡みで一番の原因になります。

こういった部分は甘く見られがちですが、真っ直ぐなハリスと比べると雲泥の差です。

ハリスの両端を持って強く引っ張ることで簡単に解消されますから、使用前に必ず行うようにすると良いと思います。

 

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