ぶっこみ釣りは、とても簡単な仕掛けを投げて待つだけ・・・
ってな感じで初心者も手軽に始めることができ、色々な魚が狙える五目釣りから大型の真鯛や黒鯛（ちぬ）、スズキ（シーバス）などの大物までを狙うことができる幅の広い釣法です。
そんなぶっこみ釣りに適している竿は、磯竿ですね！
磯竿（遠投モデル）
ぶっこみ釣りに使用する竿は「磯竿の遠投モデル」です。
磯竿は、穂先が柔らかいので魚のアタリに対して食い込みが良く、胴調子なので魚のバラシが少なくなる利点があります。
置き竿スタイルで待つこの釣りには、食い込みの良さは非常に重視する部分ですね。
磯竿のラインナップは１号～５号がありますが、大物も視野に入れたぶっこみ釣りでは３号～５号の遠投モデルが適しています。
※比較的小さな五目釣りなどは、投げ竿の号数の低いものや軽い仕掛けのチョイ投げはルアーロッドでも代用できます。
磯竿の号数（オモリ目安）
磯竿の号数は、投げ竿のようにオモリ負荷ではない点に注意が必要です。
また、磯竿の号数は、基準のハリスの太さを示しています。
例えば、磯竿４号はハリス４号以上が適しているということになります。
もちろん４号以上のハリスを使用しても問題はありませんので、釣り場や好みで決めて良いのですが、４号以下の細いハリスの場合は、竿の硬さとのバランスが悪いためにラインブレイクの可能性が大きくなりますので、あまりおすすめはしません。
単純に号数が大きくなればなるほど、重たいオモリを使用することができます。
各メーカー、モデルにより違いはありますが、使用できるオモリ負荷の目安は以下の通りです。
３号遠投 ５号～１０号
４号遠投 １０号～１５号
５号遠投 １２号～２０号
磯竿の長さ
磯竿の長さは、通常５メートル以上（５．3メートル前後）
モデルによっては４．５メートルクラスもありますが、重さや取り回し以外は長尺ロッドの方がメリットが大きいですね。
置き竿で使用することがほとんどなので、重さに関してさほど気にする必要はありませんし、釣り場が極端に狭い場合を除くと、取り回しもさほど心配はいりません。
長尺ロッドのメリット
①置き竿の際、竿先を高く構えられる
手前のテトラポッド、障害物への道糸の擦れやわずらわしい道糸の波当たりを回避することができる。
②長い仕掛けを使用できる
ぶっこみ釣りは、ぶら下げ投法（仕掛けをぶら下げたまま）で投げ入れるため、竿が長くなる分ハリスを長くとれる。
③魚を掛けたときやり取りが容易になる
竿が長いと手前の根や海藻、障害物をかわしやすくなり、竿のタメが効くのでバラシや糸切れのリスクが減る。
④飛距離が出やすい
長尺ロッドは、短い竿に比べて飛距離も稼ぐことができます。
中近投で狙うぶっこみ釣りですが、食い込みの良い磯竿で攻める範囲が広がることは、色々な釣り場に対応します。
磯竿の品番
品番は、ほとんどの場合「適合ハリスの号数」と「竿の長さ」で表示されています。
「3-53」「3-530」などです。
これは、磯竿３号で長さが５．３メートルということになります。
同じ磯竿を揃える！が理想
ぶっこみ釣りで大型の魚を狙う場合は、確率を上げるためにも２本用意することをおすすめします。
その場合、同じモデルを買うことが大切です。
投げ入れる距離の感覚や置き竿時の穂先のアタリ判別など、同じ竿での効果は非常に高いです。
また、磯竿の特徴でもある食い込みの良さを活かし、広範囲を狙える遠投モデルは好釣果も期待できます。
ぶっこみ釣り 定番の遠投モデル
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