魚に見えにくい(ステルス性が高い)と言われる「ピンクハリス」
とくに真鯛に効果的!という話があるのですが・・・
これって、どこまで効果があるの?って思っている人も多いハズ!
ただ、これを検証することはけっこう難しい・・・
というのも、同じ条件下で使用しなければいけませんからね。
例えば、今回のケースで言うと、
通常のフロロカーボンハリスを使用していて喰いが悪かったが、ピンクハリスに交換したら・・・一発で喰った!
というものは時間差があるので、魚が入ってきたとか、時合いに入ったなんてことも考えられるわけです(もちろん、他の要因もたくさんあります)
結論から言うと、通常の釣りをしながら信用性の高い検証をすることは、残念ながらほぼ不可能・・・
なので、ここではピンクハリスの効果が高いと言われる、黒鯛や真鯛を中心に投げ釣り(ぶっこみ釣り)で狙っている(あくまで)個人的な感覚でお話します。
気になる方だけ、読み進めてみてください。
単純にピンクハリスと言っても、数種類が発売されていると思います(すべては把握していません)
ここでは、実際に使用した4種類のハリスでの考えをまとめてみます。
ピンクハリス
今回対象となる、個人的に使用した4種類のピンクハリスはコチラ。
(※他にも使用したハリスはありますが、使用頻度が少ないので今回は除外)
サンライン トルネードSV-Ⅰ
サンライン トルネードベーシック赤船ハリス
ダイワ D-FRON船ハリス真鯛
デュエル X-TEX真鯛
実際の色の違い
ピンクハリスと言うくらいですから、すべてピンク色には間違いないのですが、メーカー・製品によって違いがあります。
残念ながら、サンラインの赤船ハリスはちょうど切らしていて、集合写真が撮れず・・・・画像は3種類。
左上が「サンラインSV-Ⅰ100」、右上が「デュエルX-TEX」、下が「ダイワD-FRON船ハリス真鯛」
こうやって見ると、けっこう違いが分かりますね。
今回、集合写真に漏れてしまった「サンライン赤船ハリス」は、色味的には「サンラインSV-Ⅰ100」に近いと思ってもらえばいいのではないでしょうか。
同時に使う機会が多い「ダイワD-FRON船ハリス真鯛」よりは・・・ピンクが濃い!という感覚。
ピンクハリスってどこまで効果があるの?
まずは、ピンクハリスがどの程度効果があるか?という点ですが、ある特定の場合には効果が高いと感じています。
個人的に荒れた後を見計らって釣行をすることが多いのですが(主にチヌ狙いで)
このようなタイミングで効果を感じるときが多いです。
海水の状況としては、濁りが入っている状態です。
これは、通常のフロロカーボンハリスとステルス性の高いピンクハリスを同時に使っているときに、ピンクハリスの方が断然喰いが良い!という経験から得たものです。
ただし、濁りのすべてに効果があるわけではなく、感覚的には薄濁りや白濁りといった状況で効果が高いと感じています。
※濁りの強い状況ではさほど効果は感じていない
また、夜間の釣行では大きな差を感じることは少なく、投げ釣りの性質上(仕掛けが海底を這う状況)あまり効果を強く感じたことがありません。
ピンクハリスは使わないのか?
では、僕自身ピンクハリスを使わないのか?ということになりますが、必要に応じて使っています。
通常の濁りが入っていない場合は、ここ最近で言えば「サンラインのベーシック船ハリス」を使用します。
サンライン トルネードベーシック船ハリス
僕自身、ハリスにキズや針先なまりでハリスごと交換することが多く、乗っ込みシーズンだけでも100~150m程度消費しますから、コストを考え船ハリスを使用します。
反対に、濁りが入っている状況では釣行前から効果に関して判断ができませんので、どちらの状況でも対応可能なピンクハリスを使用します。
ここ最近では、信頼性の高い「サンラインSV-Ⅰ100」もしくはコストの良い「ダイワ船ハリス真鯛」を使用することが多いですね。
サンライン SV-Ⅰ100
ダイワ D-FRON船ハリス真鯛
ピンクハリスに関して一つ言えること!
ピンクハリスが通常のハリス(透明なもの)と比べて、マイナスになることが無いと感じていますから、気にする方は常時ピンクハリスを使用しても問題ありません。
個人的に感じている濁り以外にも効果が高い可能性がありますし、マダイはチャンスの少ない対象魚なのでおすすめします。
また、どのピンクハリスを使えば?という点に関しては、色々と使ってみましたが製品によっての大きな差は感じられませんでしたので、そこまでこだわる必要はないのかな?と思います。
デュエル X-TEX真鯛(製造中止?)
ちなみに、デュエルの「X-TEX真鯛」は、個人的に喰いが良いピンクハリスと感じていましたが、強度に不安を感じてからは真鯛釣行には使用していません。
ただし、サンラインの「SV-Ⅰ」と同時に使うと、ハリスの張りが全く違うことに気が付くため、柔軟なハリスが喰いの良さの要因という可能性もあることは付け加えておきます。
分かりやすく言うと、フロロカーボンハリスとナイロンハリスくらい違う!
ナイロンハリスを好んで使う大物師もいますから、ここらへんが「X-TEX真鯛」の良さだったのかも・・・・
スズキや黒鯛狙いなら!
大型の真鯛になるとフロロカーボン7号以上が必要になってくる場合が多いので、製品によっては太ハリスがラインナップされていませんが、「ダイワD-FRON船ハリス真鯛」は太ハリスも対応していてコスパが非常に良いので、おすすめです。
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