野尻湖のワカサギ釣りは、ドーム船に乗って水深20~35メートルという深場を狙うスタイルなので、このスタイルに合った電動リールや穂先(ロッド)、ライン、仕掛け、オモリなどのタックルはもちろん、あると便利な小物も紹介していきます。
野尻湖でワカサギ釣りをしてみたい!もしくは検討している人!は、ぜひチェックしてみてください。
野尻湖でのおすすめタックル・道具(小物まで)
野尻湖でワカサギ釣りするなら、どんなタックルが良いの?
とは言ったものの、ここだけの話・・・ワカサギ釣りをする人って独自の考え方やこだわりが強いんですよね。
自作の道具は当たり前ですし、たたき台の高さや位置・竿の角度・誘い方に至るまで、ありとあらゆる部分が人それぞれです。
名人級の人たちは、竿にアタリが出ていないのに(凡人には気が付かない・・・)違和感で合わせて魚を掛けるという超人的レベルで釣りをしているので、そこらへんは度外視して、スタンダードなタックルを紹介します。
まーそんなワカサギ釣りのコアな部分に気付き始めると、きっとドはまりしてしまうと思うのですが、そこは自己責任でお願いします。
それでは、メインタックルから説明していきます!
電動リール(ワカサギ用)
ワカサギ釣りは、多点掛け(数匹を一度に釣り上げること)を狙うのも面白いのですが、アタリをとって手返し良く釣り上げていくことが釣果を伸ばす秘訣です。
深場(20~35メートル)を狙う野尻湖のドーム船では、手返し良く釣果を伸ばせる電動リールを2セット用意するのがベスト!(野尻湖は2本竿がOK)
※というか、25メートルを手巻きとかかなり厳しい・・・・
2セットのタックルで交互に誘い、ワカサギを掛けたら自動(連続)巻上げ(一定で巻き上げることでバラシも少なくなる)
で、その間もう片方のタックルは誘いと合わせに集中って感じ。
必須タックルの「電動リール」ですが、電動ならなんでも良いか?というと・・・そうでもなく、深場からスピーディーに巻き上げてくるパワーも必要。
野尻湖は10センチを超えるサイズも良く釣れるので、多点掛けするとパワー不足ではかなり時間が掛かることも・・・
クリスティア ワカサギ CRT Rα
前モデルから基本性能がバージョンアップした「クリスティアCTR Rα」は、外部電源システムにより深場で有利な巻き上げ力アップ(約1.2倍)、電池の持ちが約2倍(エコモードあり)、そして本体に電池を搭載しないので軽量化アップ(感度向上)しています。
またこのモデルの売りでもある「名人誘い」や「追い食い巻上げ」機能がバージョンアップ。
エサや仕掛けの交換(トラブル)・食いの悪い時間帯などに置き竿で誘い続けてくれるこの機能はとても便利で、ワカサギを直下に留めておくことにも役立ちます。
できれば2タックルとも揃えることがベストですが、片方(利き手と反対側)だけでもかなり有効です。
レイクマスター CT-ET
外部電源システムにより実現した自重90gという軽さが、手感度の向上と集中力の持続を両立したオススメのモデル。
また、スプールにブレーキをかけるバックラッシュ防止機能は、トラブルだけでなくワカサギの群れを散らしにくく釣果アップに役立ちます。
さらに、ボディーが手にフィットして握りやすく、スプールが立て巻きになっているので直感的なタナ調整がしやすく(PCのマウスホイールのように)とても使いやすいですね(個人的な意見ですが、横巻きスプールは慣れないと巻く方向を間違いやすい・・・)
クリスティアワカサギ E
上記のモデルの半分以下の価格なので、こちらのモデルなら2台揃えることができますね。
野尻湖は2台同時に使うことができますし、おまつりなどのトラブルでも予備があればロスも少なく釣りが可能です。
また、あったら便利な「水深カウンター」機能はありませんが、ベタ底を狙うので正直無くてもOK
最新モデルは巻上げスピードもパワーも向上しているので、ビギナーでもストレスなく釣りを楽しめる電動リールです。
穂先(ロッド)
クリスティアワカサギ 胴調子 SS
5~10g程度の重いオモリを使う深場に対応したモデル。
小さなアタリでも大きく見え、「乗せやすい」「バレにくい」の胴調子がオススメ。
レイクマスター SH
守備範囲の広いオールラウンドタイプ。
重ためのオモリを使った深場でも魚をしっかりと掛けていくことができ、多点掛けを狙う釣りにも向くモデルです。
道糸(PEライン)
通常、ワカサギ釣りに使われる道糸の太さは、ナイロンで0.6~0.8号程度、PEラインで0.4号が基本となりますが、野尻湖では「極細PEライン」一択です。
深場を攻める野尻湖では、ドーム船が風であおられたり湖流が影響することでオマツリ(他人もしくは自身の仕掛けや道糸が絡むこと)しやすく、細く水切れが良い(影響を受けにくい)極細PEラインは、トラブル軽減にかなり役立ちます。
※土日の混雑ではオマツリが発生しやすい
また、超高感度のPEラインはアタリが取りやすい(深場攻略に必須)のはもちろん、水中の把握が容易になり大きなメリットになります。
通常の30メートルでは、ラインキャパが足りません。
オマツリでラインを失うこともあるので、おすすめは0.3号以下で糸巻量は60メートル(常連さんは、0.15~0.2号を使用)
クリスティア ワカサギ PE III
ダイワの極細PEラインは水切れが良く糸フケが出にくい
0.15号は、伸び率1%台と超高感度(通常PEラインの伸び率は、3~7%程度)
ワカサギマチック EX4 PE
コチラのラインナップは、0.2~0.4号
PE-HSワカサギX4
リーズナブルで、安心の日本製(国産)ワカサギ専用PEライン
可変アダプター(角度チェンジャー)
穂先の角度を変える可変アダプター(角度チェンジャー)は、無くても釣りができるので・・・言ってみれは「脱初心者アイテム」ってところでしょうか?
伝わるか微妙なところですが、少し踏み込んで言うと・・・
野尻湖は深場を狙う釣り場なので、一般的な釣り場よりも重たいオモリを使います。
で、竿を水平にセットすると、竿先が重たいオモリでガッツリ曲がり切ってしまうので、ワカサギの小さなアタリに反応する「ふり幅」が無くなってしまいます。
そこで可変アダプター(角度チェンジャー)を使って竿先を下に向けると・・・・
重たいオモリの負荷を竿先から胴の部分(竿元)へバランスが変わっていくので、竿先の曲がり(負荷)が少なくなり「ふり幅」がでてアタリが出やすくなります。
もう少し付け加えると・・・・
アタリに対して合わせたとき、穂先が水平だと竿の弾力が効いて「合わせ遅れ」が発生しがちですが、穂先が下を向いているとラインを直線的に引くことになるので合わせが効きやすくなります。
説明が伝わるか不安ですが、個人的には「脱初心者アイテム」と感じています。
実際に釣りをしながら色々試してみると・・・楽しいですよ!
クリスティア ワカサギ 可変アダプター
クイック角度チェンジャーアンダーガイドタイプ
オモリ(シンカー)
冒頭でも話しましたが、野尻湖は深場を狙うのでオモリが軽いと、船の揺れや湖流でオマツリが多発します。
コレ・・・周りの人にめちゃくちゃ迷惑をかけてしまいますから注意が必要です!
個人的な感覚ですが、おすすめは7~10gですかね(穂先が対応していればもう少し重たくてもいいかも)
オモリが重たいと、仕掛けの落下がスピーディーになり手返しが良くなりますし、底取りも容易になります。
おすすめは、比重の高い「タングステンシンカー」です。
鉛のオモリに比べると高価なシンカーですが、落下スピードが速く比重が高い分より鉛直に落下していきトラブルが極めて少ないメリットがあります。
クリスティア ワカサギ シンカーTG
攻棚ワカサギ タングステンシンカー
サルカン(ヨリモドシ)
釣具屋さんに売っている極小サルカンでOKです。
ま、わかさぎ用がありますからそこらへんを選んでもらえば・・・・
一応紹介しておきます。
ささめ 極小スイベルゴールドアイ
ワカサギ用バケツ(バッカン)
釣り上げたワカサギを入れて置ければ、正直なんでも良いのですが・・・コレ、一番自作率が高いアイテムですかね。
仕掛けハンガー(アンテナ)を付けたり、フックで船べりにぶら下げたりとか?
※仕掛けハンガー(アンテナ)は、下で紹介しています。
市販のものは、2重構造になっていて内側のバケツ(底がメッシュ)を持ち上げると、水切りができるので便利は便利です。
個人的にこだわりがないので、便利な市販のものを使ってます。
クリスティア 活かしバッカン
公魚工房 ライブウェル
針外し
これも自作されている方が多いアイテムです。
鉛筆のキャップ??名前が分かりませんが、クリップに穴を開けてボルトを通しボンドで固定したものです。
間隔(隙間)などこだわりを持っているのであれば別なんですが、自作してもそこそこしますよ・・・
であれば、市販のリーズナブルなものの方が・・・・というのが、個人的な感覚です。
クリスティア ワカサギ ハリハズシ
ワカサギぷっちん 公魚用針外し
仕掛けハンガー(アンテナ)およびS字フック
全体が映っている画像が無かったので、ダイワさんの商品ページから紹介します。
下の画像を見てもらえば一目瞭然ですが、アンテナを仕掛けの長さに合わせて伸ばすと、長い仕掛けも絡むことなくエサ付けや魚外しが可能です。
また、船の移動でもぶら下げておくことができるので、非常に便利なアイテムです。
ダイワさんの仕掛けハンガーは、クリップタイプでバケツにすぐに取り付けることができ、使いやすいのでおすすめ!
引用(ダイワ)
クリスティア ワカサギ 仕掛けハンガー
攻棚ワカサギアンテナ
S字フック式ハンガー
ちなみに・・・野尻湖では仕掛けハンガー(アンテナ)の代わりに、「S字フック」を使っている人が多いですね。
船によってぶら下げる高さが異なるので、この長さ!という決まりはありませんが、600mm・300mm・200mmを1セットとして用意しておくと組み合わせで対応ができます。(600×1本で長い場合は300+200=500とか、足りなかったら600+200=800という感じで)
画像は、ダイワさんのワカサギ最前線ブログ(久保田さんブログ記事)からです。
〈久〉2月17日NBC野尻湖ワカサギチャプター第三戦 スピンネーカー
引用(ワカサギ最前線ブログ)
仕掛け
仕掛けは、ドーム船の受付でオリジナル仕掛けを販売(300円程度)しているので、釣れているサイズを聞きながら購入するのがベストです。
事前に買うのであれば、1号もしくは1.5号の5本針を用意すれば良いですね。
仕掛けはそれぞれ好みがありますが、おすすめの仕掛けを紹介しておきます。
クリスティア 快適ワカサギ仕掛けSS
ワカサギは底に張り付いているので、5本針で問題ないですね。
釣れているときは、これだけで十分。
クリスティア 快適ワカサギ仕掛けSS 誘惑
食いの反応がイマイチ・・・ってときは、誘惑ロングハリスの出番です。
※ちなみに、ヒメマスが掛かったり、隣の人・・・ときに後ろの人とオマツリもありますから、1タックルにつき3セット以上用意しておくと安心です。
ぶどう虫ハンガー
仕掛けの上部に取り付けると集魚効果があります!
付けていない人もいますが、個人的には付けた方が釣れる…気がする・・・
で、コチラが「ぶどう虫」
ちなみに、保存が効く人工寄せ餌「寄せっコ」はコチラ
エサ箱(ベイトボックス)
エサ箱は、専用のものを使っている人の方が少ないかも・・・エサを入れておければ問題ないですからね。
100円ショップとかで、タッパーみたいなものとかお弁当箱みたいなものとか?
一応、エサが逃げない返しとかおがくずを落とせるメッシュ構造になっている専用のベイトボックスを紹介しておきます。
ベイトボックス
ワカサギテーブル(たたき台)
大事なものを忘れてました・・・・
電動リールの置き竿(置いておく)に必要な、というか必需品です。
これも自作で作られている方が多いですね(木製のハンドメイドや万力で固定できるものなど色々)
自作したいなぁーという人は・・・「ワカサギ釣り 自作」とか「ワカサギ釣り たたき台」あたりで画像検索してみると色々出てきますので、参考にされると良いと思います。
基本的には、高さ調整が可能な市販の「たたき台」がおすすめです。
また、収納BOXを「たたき台」として使える便利(一石二鳥)なタックルボックスもあります。
攻棚ワカサギ電動リールテーブル
餌(白サシ・紅サシ)
タックルではないですが、一応・・・
天候や濁りなどの状況により反応が変わる場合がありますから、「白サシ」と「紅サシ」両方用意します。
・・・・以上!
ハサミ
ただの「ハサミ」です。
仕掛け・ラインを切ったり、エサを切ったりするのに使います。
使いやすさはあっても、コレじゃないと・・・と言うものではありませんね。
100円ショップでもOKです!
ワカサギエサ切りハサミ MP-038
ピンセットプライヤー
カウンター(数取り器)
釣れたワカサギの数をカウントするものです(野鳥の会の人が使っているイメージ)
納竿後に数えるとか無理なので・・・必ず用意しましょう。
これも、100円ショップで・・・いや、これは100円ショップでいいヤツです!
ちなみに・・・・お値段は?
尻手ロープ(落下ストッパー)
またまた大事なものを忘れてました。
電動リールが、湖底に沈んでいかないようにするためのものです。
電動リールは高価なので、万が一に備え、ぜひ用意して欲しいアイテムです。
あ、これも100円ショップでいいヤツですね。
クリスティア ワカサギ尻手ロープ
公魚工房 電動リール専用 落下ストッパー タイプ2
延長バー(アダプター)
釣り場によって、水面までの高さが違うとき(穂先延長)に使うものです。
お気に入りの穂先で、様々な釣り場で使いたい!なんてときはあると便利なアイテムです。
ってことは、無くてもOKです。
クリスティア 穂先延長キット
ワカサギマチック延長アダプター
クーラーボックス
釣ったワカサギを持ち帰るために必要なクーラーボックス。
説明はいらないですかね・・・・
保冷ができれば良いので、ホームセンターで売っている小型のものでも、発砲スチロールタイプのものでも良いです。
シエロ クーラーボックス
マルチクール
あると便利な小物
ワカサギ釣りは長時間座りっぱなしなので、疲れにくいクッションで快適に釣りをすることも大切です。
野尻湖のドーム船は、座布団が備え付けられているので、要らないと言えば要らないのですが、あると便利な小物のひとつです。
ヘラブナ釣りは座って釣りをするスタイルで同じなので、「へらクッション」を使われている人も多くいます。
クッション LT(B)
へらクッション ZB-013Q
へらクッション VACS-04
クッション両サイドにはD環が装備されているので、電動リールの落下ストッパーを接続することができます。
収納カゴ
道具を収納するカゴですが、スーパーの買い物カゴを使っている人がかなり多い!
スーパーのカゴは、サイズもちょうど良く洗浄後の水気も乾燥できて、あると便利な収納用品です。
スーパーのカゴも少し予算をプラスすると、ダイワの「マルチバスケット」が購入できます。
家の中ではタックルの整理、釣行時にはそのまま車に載せることができるので、他の釣りにも便利なアイテムです(2個セット買いがお得)
マルチバスケット
電動リール用の予備電池
あると便利な小物というか・・・ないと絶対困る必需品ですが。
電動リールは電池切れはアウトなので、必ず予備を用意しましょう。
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