「練りエサ」や「パワーイソメ」のように人工で作られた(加工された)エサがたくさん存在します。
魚が好む(反応する)うまみ成分(アミノ酸)を配合してるものですが、「通常のエサと変わらず喰いが良い」とか、「喰い渋ったときなどに有効」など高評価なものや生タイプでありながら、常温保存ができる便利なものまで様々です。
「人工イソメ」と呼ばれるマルキューさんの「パワーイソメ」を使った人のコメントは、コチラ
現時点では、この「活き餌」を超えることができるエサはないと感じていますが・・・
次世代は必ず「人工エサ」が超えてくるはずです!
☑なぜ人工エサが超えるのか?
現在の「人工エサ」は、魚が好むうまみ成分(アミノ酸)が入っています。
例えばマルキューさんの「パワーイソメ」で話をすると、うまみ成分がイソメと比べて約6倍!?
魚がエサをくわえると、その成分が多量にしみ出して抜群の食い込みを見せてくれます。
エサのうまみ成分で言えば、完全に本物のイソメを超えているわけですね!
ちなみに、配合エサにも使用されているうまみ成分のアミノ酸は、グルタミン酸ナトリウムと呼ばれる食品添加物です。
グルタミン酸ナトリウムというと、代表的なのが昆布やチーズに含まれるうまみ成分です。
みなさんご存知の「味の素」の原材料というと分かりやすいでしょうか?
※厳密には、アミノ酸等と記載されていてアミノ酸に、「イノシン酸」「グアニル酸」「コハク酸ニナトリウム」「無機塩」などを加えた化合物のことを言います。
「じゃー原材料は昆布なのね~!」っと勘違いされそうなので、補足をしておきますと、
昆布などの天然素材で作られたものではなく、化学合成で作り出したもので「化学調味料」と言われます。
【化学調味料に触れた記事から抜粋】
分かりやすいところで言えば、ラーメンです。
野菜や昆布、鳥がらなどを煮出してスープのベースにしますよね?
聞いたところによると、うまみ成分は単体で使用するよりも合わせることでより効果的になるそうです。
話がそれたついでに・・・
うまみ成分は天然素材から取っていればいいのですが、作られた旨み「化学調味料」は中毒性が強いと言われています。
いわゆる「化調」のことなんですが、一度食べると再び食べたくなるというものや何度食べても飽きがこないのが症状です。
ありますよね?このタイプのラーメン・・・
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さて話を戻しますが、
私たち人間と同様に魚もうまみ成分を好みます。
カゴ釣りやフカセ釣り、ダンゴ釣りなどに使われる配合エサ(うまみ成分配合)が絶大な信頼を得ていることがその証明になります。
配合エサは主に、魚を寄せるために使用されるもので、この点に関しては本物を超えていることになりますね。
☑本物そっくりのフォルム
うまみ成分が魚に対して効果的となると、よりエサに近いフォルムで進化します。
先程紹介した「パワーイソメ」がその典型です!
イソメのフォルムをそのままに、魚が好むうまみを配合した人工エサです。
【対象魚】もイソメと全く同じです。
ハゼ、メゴチ、シロギス、カレイ、イシモチ、メバル、カサゴ、ソイ、アジ、サバなど
【釣りのスタイル】も同様です。
投げ釣り、ぶっこみ釣り、ミャク釣り、ブラクリ釣り、ソルトルアーなどに使用できます(淡水は確認していませんが、おそらく問題なく使用できるハズ)
他にもメリットはあります。
初心者や女性など、本物のイソメに触るのがイヤ!という人も問題なく扱うことができます。
ニュルニュルと動いたり、特有のイヤな臭いがありません(フルーティーな香り)
また、常温タイプで保存も可能なので、余っても次の釣行時に使うこともできます。
もうひとつ大きなメリットは、エサ持ちが良いことです。
通常のイソメでは、エサ盗りに簡単にやられたりしますが、パワーイソメは素材がしっかりしているので、エサ盗りに対してとても強いですね。
☑人工イソメの限界
と、メリットを紹介しましたが、デメリットも存在します。
それは、冒頭でも書いた活き餌を超えることのない部分です。
単純に生きていないので、動かない・・・
もともと疑似餌を使った釣りであるルアーフィッシングなどのソフトルアー(ワーム類)は、この流れが進んでいくと考えられますが、自らが動かないとなると本物を超えることはなかなか難しいです。
今後、より魚が好む成分の配合や動きが自然になるようなフォルムの開発が進んでくることが想像できますが、ここらへんが人工イソメの限界になると思います。
☑ヒントは焼き肉!
次世代の人工エサは、「活き餌」を超える!というテーマなので、これが単純に限界です!ってことではありません。
ヒントは、「焼き肉」
いきなりですが、現代では、美味しい焼き肉が食べられますよね?
昔が美味しくなかった!というわけではありませんが・・・
今ではランク付けがされ黒毛和牛のA5ランクという美味しいお肉があります。
牛は家畜ですから、品種改良が繰り返され美味しくなり、現代の黒毛和牛が主流となったわけです。
これは肉ばかりではありませんよね?
野菜や果物も同様に品種改良がされ美味しいものが多くありますし、魚類であるトラフグやサーモン、真鯛に鰤(ブリ)、ヒラメあたりも環境やエサを変えることで格段に美味しくなってきています。
引用元(佐伯市観光ナビ)
身が厚く脂の乗ったものは当たり前にありますが、魚特有の臭みを消した鰤(ブリ)というものも存在します。
☑養殖ものが天然物を超える
市場に安定供給を考えた以前の養殖ではなく、現代では美味しさを求めた養殖に変化しています。
人の好みに合うよう味を調整した養殖ものが、天然ものを超えるのも時間の問題です。
と、ここまでくればオチは見えてますね(笑)
釣りエサも養殖されていますが、魚が好むうまみ成分が多い「活き餌」が誕生するのではないでしょうか?
太くボリュームのあるものや、暑さ寒さで活きが悪くなりにくい強いエサも出てくるかもしれません。
また、ルアーのカラーバリエーションではありませんが、黄色や緑色、黒色、白色、赤色など対象魚にアピールしやすい色や水の色に合わせた選択ができるになります(妄想です)
☑未来の釣具屋さん
未来の釣具屋さんでは、
釣り人「今日は何色が釣れてますか?」
店員「カレイなら、赤と黄色が釣れてますね」
釣り人「じゃ~カラーイソメの黄色ください」
なんてことになっているのではないでしょうかね・・・・?
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