釣り竿を置いておくのに便利な「竿受け」は、様々な釣りで使用される便利な釣り道具ですね。
引用(ダイワ)
そんな「竿受け(三脚タイプ)」でこんな質問が、
竿受け(三脚タイプ)の設置方法で、前側の脚は1本と2本、どちらが正しいのですか?
あー深く考えたことなかったです・・・
というか、これが正しいという明確なものはないと思いますよ!
三脚タイプは、地面の不陸に臨機応変に対応できる3点支持ですから、その場の状況に合わせて使えばOKです。
ただ、倒れやすい設置方法がありますから、状況に合った使い方と併せて紹介していきます。
竿受け(三脚タイプ)の使い方
説明のために簡単に図を作成してみました(テキトーですいません)
※赤い線が「竿受け(三脚)」です。
堤防などの平らな場所に設置する場合
これは、一般的な堤防などの平らな面に設置したイメージです。
個人的には、図のように海側の脚が2本で使用する場合が多いです。
誤解のないように・・・一般的なことを言えば、海側の脚が1本です!(手前側が2本)
慣れてくるとひとつの竿受け(三脚)に竿を3本立て掛けるので、真ん中の脚が伸びていると邪魔になってしまうからですね。
☑スロープなどの斜面に設置する場合
これは、スロープなどの斜面に設置したイメージです。
三脚は、3本の脚がそれぞれ単独で伸縮しますから、勾配のある斜面にも問題なく設置できます。
この程度の勾配であれば、さほど影響はありませんが、接地面が低い側に脚を2本設置した方が安定します。
低い段差に設置する場合
これは、多少の段差に設置したイメージです。
三脚の伸縮範囲での段差であれば、図のように設置することができます。
これも、接地面が低い側に脚を2本設置することで安定します。
高い段差に設置する場合
波返しなど、高い段差に設置したイメージです。
高い段差(壁)を越えるために、なるべく海側に寄せたい場合には、図のような設置方法が可能です。
前側の脚は、接地面に対して直角に近くすると滑りにくくなります。
また、この場合も接地面が低い側の脚を2本にすることで、安定します。
✖不安定な設置方法
接地面が低い側に、脚を1本で設置したイメージです。
単純にバランスが悪くなりますよね。
これでは、横風などでも倒れやすくなってしまいます。
このような段差には、とても便利な竿掛けがあります。
波返しや手すりなどで便利なアイテムです。
こちらの記事で紹介されています。
☑複合した状況に設置する場合
斜面が複合している場所に設置したイメージです(こんな釣り場はありませんね・・・)
これはイメージでしかありませんが、このような状況でも三脚タイプは問題なく設置できます。
斜面の複合に設置できるということは、テトラポッドなどにも設置が可能ということですね。
ここで大切なのは、三脚を設置したいところに向けて「谷」になっているという点です。
現実的ではありませんが、反対に「山」になっている場合は、三脚の脚が外側に滑り「股裂き」になってしまいますから、注意が必要です。
竿受け(三脚)で注意したいところは?
三脚の脚は、なるべく大きく広げる
三脚の脚は、広い方が安定性が増しますから、制限が無ければなるべく大きく広げましょう。
あっでも、無理に広げようとすると、股裂きにより破損する可能性があるので、気を付けてください。
アームを基準に水平にセットする
アーム(竿を掛ける部分)を基準として、水平になるよう設置しましょう。
オモリをぶら下げる
3本の脚の付け根にはフックが付いていて、安定させるために重しをぶら下げます。
一般的なものは、水を入れたバケツですが、ビニール袋にオモリや砂、海水などをぶら下げてもOKです。
脚が滑らないところを選ぶ
三脚の脚が滑ってしまうと、簡単に倒れてしまいます。
脚の先端にピンが付いている三脚は、食いつきが良く滑りにくいのでオススメです。
また、設置場所にくぼみや継ぎ目などがあれば利用しない手はないですね。
竿は2本まで
慣れている人は、ひとつの三脚に竿を3本セットしますが、慣れないうちは2本までが無難です。
バランスの問題もありますが、潮が速かったりするとオマツリの原因にもなります。
アームの外側に掛けない
アーム(竿を掛ける部分)には、いくつかくぼみがありますが、バランスが悪くなるので内側のくぼみに竿を立て掛けましょう。
波や風の影響を受けている場合、片側の竿を持ち上げた瞬間に倒れる可能性があります。
基本的な取り扱いの説明(アルミ三脚竿受け)
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