遠くに飛ばすと魚が釣れそうに感じるのは、釣り人あるあるじゃないですか?
実際に、魚が釣れないと「もっと沖に魚がいるのではないか?」、「もっと飛ばせれば・・・」と考えてしまうものです。
今回は、技術(テクニック)や釣り場の状況などによっては「そうでもないよ!」ってお話をします。
ま~遠投を否定するとかではなく、
「状況によっては、ちょい投げもおすすめだよ!」
って程度のことですが・・・
ちょい投げが有利な理由
そもそもの話、遠投は技術が必要です。
もっと言うと、ただ飛ばすことができてもピンポイントを狙ってというのは・・・意外と難しいんです。
例えば、遠くにフルキャスト!運よく魚をゲットしたとするじゃないですか。
次に投げるとき、ピンポイントに狙えますか?
遠投のデメリット
堤防から、同じ方向にフルスイングしたとします(5回)
※青い線が、キャストのライン
分かりやすいように、ちょっと大げさなイメージ画像を作ってしまいましたが、熟練者でなければこんな感じに方向が定まらない人は多いと思います。
5回投げたうちの1回に魚がヒットすると、こんなイメージでしょうかね。
また次に同じ方向を狙うと、ポイントに入るのは5回に1回。
魚がいるポイントが分かっていても、なかなかポイントに投げられない可能性があります。
わずかな方向のズレもポイントが遠ければ遠いほど大きくズレていきますし、力めば精度も落ちてきます。
それでは、ちょい投げならどうでしょうか?
ちょい投げのメリット
狙ったポイントに投げやすい
一度釣れたポイントに入る確率が高ければ、当然のことながら魚が釣れる確率も高くなりますよね。
遠投したときと同じ大きさのポイントをちょい投げの距離に置き換えると・・・
同じ精度のキャストでも、5回に3回ポイントに入ることになります。
しかも、
ちょい投げは遠投ほど方向のズレは大きくなりませんし、力まず方向だけを意識すればポイント上に投げ入れる可能性はさらに高くなります。
初心者はとくに差が出るんじゃないですか?
遠くに飛ばせない初心者でもOK
無理に遠投する必要がないので、仕掛けが絡んだりライントラブルの発生も少なくなります。
そもそも、遠くに飛ばせない人でも問題なく釣りができるのは大きなメリットですね。
本格的な投げ竿は必要ない
遠投しないのがちょい投げなので、遠くに飛ばすための本格投げ竿も必要ありませんね。
扱いやすい柔らかめのロッドでも十分に釣りができます!
オモリさえ投げられれば、竿を選ばないこともメリットのひとつ。
竿によっては食い込みが良くなる?
魚の活性が高いときは問題なく釣れてきますが、活性が低いとき(食い渋り)はなかなか食込んでくれない場合があります。
そんなときは、竿先がガチガチなものよりもオモリ負荷が少ない竿や、柔らかい竿の方がすんなり食込んだりします。
例えば、投げ竿よりも磯竿であったり、ジギングロッドよりもシーバスロッドであったりといった感じです。
魚は変化のある場所にいる
地形や障害物などの変化がない場所に魚はあまりいません。
反対に変化がある場所には、多くの魚が集まります。
足場が良く釣りがしやすい港内や防波堤などはそれ自体が大きな変化ですし、その周辺は魚が好む変化が多くあります。
水深があることもそうですが、付着する貝類や海草、捨て石やテトラポッドなど・・・
沖に有望なポイントがあることも多いですが、ちょい投げで狙える範囲にも多くのポイントが存在することを知っているだけでも釣果が違ってくるのではないでしょうか?
沖の竿抜けポイントを狙える技術があれば、それに越したことはありませんが・・・・
ポイントについてはコチラの記事も参考にしてみてください。
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