大きな魚を釣り上げるために、どうしても必要になってくるのが、リールに備わっているドラグ機能です!
最近のリールは、とても性能が良く・・・!(これ、どの時代でも使われているようなフレーズですね)
引用元(シマノ)
いやいや、ここ最近のリールはすこぶる性能が良いですよね(笑)
ドラグの性能もかなり良くなっていますから、上手に使って大きな魚をゲットしましょう。
で、ドラグって、どうやって設定してますか?
ドラグとは
ドラグってなに?って人のために。
ドラグとは、魚の強い引きに対してスプール(リールの糸が巻いてある部分)を逆転させ、ライン(糸)を送り出す機能のことです。
使用するラインの強度に合わせて設定(調整)することで、ラインブレイク(糸切れ)を防ぐことができます。
下記画像のツマミがドラグです。時計回りで強く、反時計回りで弱く調整することができます。
と、まぁー簡単な説明ですいません。分かりますか?
使用するラインの号数規格を把握する
ラインは、「太さ」や「強度」などの表記の仕方が、メーカーやその製品の種類(専用ライン、道糸、ハリス)などで、異なります。
これは、メーカー戦略でもありますから、致し方ないところです。
なので・・・
僕は、基準値を踏まえて、やや過小評価をして使用しています。
ラインは魚と釣り人を繋ぐ命綱ですから、なるべく信頼ができるメーカー・製品を選ぶようにしたほうが良いですね!
価格の安いラインを使用する場合は、ワンランク太いものを使用すると、不安は少なくなります。
高品質なラインと、安価なラインとではかなり違います(製造ムラなどありますから)
基準値を知りたい人は、ラインの号数・ポンド換算表を確認してください。
ドラグの設定値
ドラグの設定値は、ライン強度の1/3程度にします!
例えば、ラインの強度が6キロであれば、ドラグは2キロに設定。
という感じです。
「6キロ以下ならいいのでは?」と思うかもしれませんが・・・
これは、間違いです!
「でも、1/3程度ってドラグ緩すぎじゃない?」って思いますよね??
いやいや、これが正解です!
ドラグ力が変わる? これ、大事です!!
実は、竿の角度でドラグ力は変わってしまうんです!
もちろんリールのドラグ力は、事前に設定した通りですが、竿は曲がりがキツくなるほど、ラインとガイドの抵抗が大きくなってしまいます。
竿を倒すと、ドラグが滑って巻けないが、竿を起こすと、魚を寄せやすい感覚ってありませんか?
例えば、強度6キロのラインがリールに巻いてあるとします。
単純に、5.9キロでドラグ設定しておけば切れるはずがないのですが、実際は竿の曲がりによってガイドの抵抗がプラスされるので、穂先から先のラインには6キロ以上の負荷が掛かってしまい、ラインが切れてしまうことになります。
また、ドラグの効きはじめは、設定値よりも大きな負荷が掛かって初めて滑り出します!
一度滑り出すと設定値で安定するのですが、魚の急な突っ込みのときなどにラインブレイクする理由がこれですね。
・・・という意味で、1/3程度となるんですね。
ラインの結節強度
仕掛けには、強度が落ちてしまう結び目が必ず存在しますから、余裕のあるドラグ設定にしないといけないんですね。
ちなみに、結び目の強さのことを結節強度と言うのですが、ラインの種類によって異なります。
ナイロンが、約90%
フロロカーボンが、約80~90%(結束方法により異なる)
PEラインが、約50~90%(専用ラインシステムによる)
このように、ラインの素材、結び方によっても強度が変わっていくことを、忘れてはいけませんね。
ドラグの設定の仕方
ドラグは、そのタックルで一番弱いところを基準にすることが前提です。
正確にドラグの設定をしたい場合
オモリまたはデジタルスケールを、下に向けたリールに直接ぶら下げながら、設定をする。
オモリまたはデジタルスケールを、曲がりがほとんどない1番リールに近いガイドからぶら下げて設定をする。
手で引っ張って設定する場合
魚の大きさや状況によってドラグの調整を行いますから、感覚を身に着けることも重要です。
細い糸であれば、そのままの状態と、結び目がある状態で引っ張って切断してみると、強度の違いが良く分かります。
ラインが切れてしまう感覚が分かると、とっさの対応に差がでますからね。
ドラグ設定が緩ければラインブレイク(糸切れ)はまず起きませんが、緩すぎることはアワセが効かなくなりますから、低めに設定すれば良いというものではありません。
ドラグフリー対応リール
大物投げ釣りの置き竿スタイルで使用される投げ専用リール
瞬時にドラグの調整が行なえる「クイックドラグ」や「ツインドラグ」を使用している場合は、事前の設定ができません。
このタイプのリールは、ドラグ感覚を身に着けることが大切になります。
設定にはデジタルスケールがおすすめ!
ドラグ設定を正確にしたい場合は、魚のウエイト(重量)を測るデジタルスケールがおすすめです。
釣れた魚の重さを量ることもできるので、持っておいて損はないと思います。
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