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投げ真鯛の仕掛けを図で知りたい。
ありがとうございます。
真鯛というと難しい魚に感じるかもしれませんが、
基本は「通常の投げ釣りタックル」をベースに考えてOKです。
この記事では、細かいテクニック論ではなく、
「これを基準に考えれば迷いにくい」真鯛投げ釣りのタックルと仕掛け を、仕掛け図とあわせて整理します。
※実際の釣果例はこちら
▶ 乗っ込み真鯛の釣果
投げ釣り(真鯛)基本仕掛け図
まずは全体像です。
真鯛狙いで最も汎用性が高いのが遊動式天秤仕掛け。
マダイ-660x495.jpg)
構造はシンプルですが、
- 食い込みが良い
- 大型の初動に対応しやすい
- トラブルが少ない
という理由から、迷ったらまずこのタックルで問題ありません。
投げ竿|基準は「30号クラス」
使用する竿は、
4.0〜4.3m/30号(CX)クラスが基準です。
真鯛は掛けてからの走りが非常に強く、
竿の「粘り(トルク)」が釣果を左右します。
同じ30号表記でも、極端に安価なモデルは
魚を浮かせるまでに時間がかかり、結果的にバラシやラインブレイクにつながりやすくなります。
一つの目安として、カーボン含有率90%以上を基準に考えると失敗しにくいです。
ハイスペックモデル(本気で大物を狙うなら)
・ダイワ トーナメントサーフT パワートルク
(並継ぎに近い粘りを持つ振出モデル)
・シマノ プロセレクト
(遠投性能と太糸対応を両立した置き竿向けモデル)
コスパ重視モデル(基準を満たす選択肢)
・ダイワ ロングビームT
(遊動KガイドでPE・ナイロン両対応)
・シマノ サーフリーダー
(置き竿釣りで定番の安心感)
リール|ドラグフリーは必須
リールは投げ専用スピニングリールを使用します。
特に重要なのが、
- ドラグフリー機構(クイックドラグ等)
- 4000番クラス
- 道糸200m以上を巻ける糸巻量
真鯛はアタリ直後に一気に走ることが多く、
ドラグフリーがあることで初動のトラブルを大きく減らせます。
▶ 投げ専用リールの考え方はこちら
▶ ドラグフリーリール解説
道糸・力糸|200mが基準
道糸は以下が目安です。
- ナイロン:5号以上
- PE:2〜3号+力糸
遠投時や放置して気付くのが遅れた場合、
100m以上一気に出されることも珍しくありません。
そのため、糸巻き量は200mを基準に考えます。
▶実釣で使って分かった、真鯛ぶっこみ釣りの鉄板ナイロンライン
天秤|遊動式が基本
定番は、L型遊動天秤。
オモリは27号前後を中心に、
- 近投:20号前後
- 遠投:30号前後
と釣り場に合わせて調整します。
▶ 天秤の考え方はこちら
▶ 遊動天秤の基本
ハリス・針|太めでOK
ハリスはフロロ8号以上が基準。
投げ釣りでは太ハリスによる食い落ちはほとんどなく、
安心してやり取りできる太さを優先します。
仕掛けはトラブルの少ない1本針がおすすめ。
▶ 大物投げ釣り用針の考え方
▶ 針の種類と選び方
エサ|地域差が最優先
定番エサは、
- タイムシ
- マムシ
- ユムシ(コウジ)
ただし地域差も考慮して、
釣り場近くの釣具店情報がおすすめ。
▶ 真鯛エサまとめ
▶ 真鯛エサ完全ガイド
釣り方の基本
狙うのは、
砂地に点在する岩礁帯・かけ上がりなどの地形変化
仕掛けを遠近に投げ分け、
竿立てにセットしてドラグフリーでアタリを待ちます。
▶ 竿立ての考え方
▶ 竿立て解説
アタリが出やすい時間帯
真鯛は警戒心が強く、
夜間の方がアタリが出やすい傾向があります。
- 夕まずめ
- 深夜の潮変わり
- 朝まずめ
▶ 潮回りと真鯛の関係
▶ 潮回り解説
このページは真鯛投げ釣りの「基準点」です。
迷ったら、まずここに戻ってください。
参考になれば幸いです。



