キジハタ
根魚の中でも特に美味しいとされるキジハタは、人気のターゲットで、ルアーフィッシング(ロックフィッシ)やブラクリ、投げ釣り・ぶっこみ釣りでも狙うことができます。
磯のターゲットとして有名で、波が荒く、水深の浅い岩礁帯のイメージが強い魚ですが、堤防の周りやその足元、テトラ帯、その周辺などでも比較的良く釣れる魚で、意外に身近な魚です。
日本国内の生息地は、青森県から九州南岸の日本海、瀬戸内海、相模湾から九州南岸の太平洋沿岸。
活魚は非常に高く、夏の高級魚と知られる。
関西などでは、夏の「アコウ」の薄造りは、冬のフグに対するものとなっていて、「冬のフグ・夏のアコウ」ともいわれているほどです。
最大で60センチほどに成長するといわれるキジハタですが、一般的に釣れるサイズは、30センチ前後のもの。
40センチクラスは、大物で引きも格段に強くなります。
基本的に、群れを作らずに単独で行動をします。昼間は岩陰などに身を潜めていて、夜になると動き回り獲物を探す夜行性です。
小型のキジハタは、甲殻類やイソメなどのゴカイ類を主な餌としていますが、成長していくにつれ魚を捕食するようになり、40センチを超えるものは魚中心になると言われています。
☑釣期
キジハタは、夏の釣りもの。高水温にも強い魚です。
初夏(ちょうど梅雨のころ)6月~9月がメインとなります。この時期は、とても活性が高く、涼みがてらの夜釣りはなかなか面白いものです。
気温が下がっていくにつれ、数も減っていき晩秋のころにはシーズンの終わりをむかえます。
☑タックル・仕掛け
岩礁帯を好む根魚なので、岩礁帯やテトラ周り、捨て石周りなど根掛かり発生するような釣り場が多い。
また、根に潜られることもありますから、パワーのあるタックルがおすすめ!遠投は必要としないので、磯竿を使用してのぶっこみ釣りスタイルでも楽しめます。
☑竿
投げ竿 オモリ負荷30号 4.2メートルクラス
磯竿(遠投タイプ)5号 5.3メートルクラス
☑リール
投げ専用リール(ドラグ付き)4000番クラス
☑道糸
ナイロン 6号~8号
根掛かりや海藻が生い茂る釣り場では、ナイロン6号~8号を使い分ける。8号を使う場合は、力糸は不要。
PEラインを使用する場合は、3号以上が必要となります。
根ズレなどでキズが入りやすいことを考えると、高価なPEラインよりは、安価な太めのナイロンがおすすめですね。
☑天秤・オモリ
ジェット天秤 20号前後
根掛かりがないような釣り場では、L型の天秤でもOK。
根掛かりや海藻ガラミが多発するような釣り場では、浮き上がりも早く、海藻のすり抜け効果も高いジェット天秤がおすすめです。
また、ジェット天秤でも厳しい釣り場では、やはり捨てオモリ式の同付き仕掛けがおすすめになります。
テトラ帯まわりや隙間、海底のこぼれたテトラの中などを狙うときは、中通しの仕掛けが釣りやすくおすすめです。
ポイントが近いのであれば、極力オモリは軽くすることが快適に釣りをする秘訣です。
天秤とオモリは多めの用意を・・・
☑ハリス
ハリスは使う天秤にもよりますが、フロロカーボンの6号 30~50センチ、一本針仕掛け
警戒心が強い魚ではないので、長さは50センチ以下でOK。ハリスは短い方がアタリが出やすく、根掛かりが少なくなります。
根掛かりが激しい釣り場では、フロロカーボン8号クラスを使用。
中通しオモリ仕掛けの場合は、隙間を探りながら狙いますので、軽めの中通しオモリに、ハリスは20センチの一本針
☑針
丸セイゴ針 13~15号 またはムツ針
根掛かりが多い釣り場であれば、がまかつの根魚王(ムツ針)も良いのでおすすめしたいです。
針のチモトには、夜行玉(ケイムラでもOK)を付けるとアピールして釣果が良くなります。
エサ
キジハタの餌は、岩虫、身エサ。
なんと言っても、サンマ・サバ・イワシの身エサ!集魚効果も高く、食いが良いので一番のオススメです。また、身エサは、スーパーで手に入ることから安い。
餌の付け方は、身の厚いほうにチョン掛け。アタリがあっても掛かりが悪い場合は、縫い刺しにするか、タラシを短くしてみましょう。
それで改善がされない場合は、エサ取りか小型のキジハタなので、針サイズを落とすと釣れると思います。
大型のキジハタには、アジなどの泳がせ釣りが効果的。アジ釣りなどをしながら、餌を確保して一本出しておくのも面白いですよ。
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