重量感のある大物の手ごたえを感じた直後、
フッと軽くなる……。
そんな経験、ありませんか?
せっかく掛けた魚をバラす。
そして、逃がした魚はだいたい大きい。
この「バラシ」には、はっきりとした原因があります。
原因を知り、対策を取ることで、魚を逃がす回数は確実に減らせます。
ここでは、僕自身が実践し、バラシを激減させた3つの習慣を紹介します。
魚をバラすとは?
「バラす」とは、一度針掛かり(フッキング)した魚を逃がしてしまうことを指します。
釣り針が外れてしまった場合だけでなく、根ズレなどでラインが切れて魚を逃がすケースも含めて「バラす」と呼ばれます。
魚をバラす主な原因と対策
針掛かり(フッキング)不足
バラシの大きな原因のひとつが、釣り針の掛かり不足です。
よくあるのが、
「合わせを入れて重みを感じたのに、すぐ抜けた」
このケースの多くは、そもそも針がしっかり刺さっていません。
対策として重要なのは、次の2点です。
- 針先(フックポイント)
- 合わせ(フッキング)
そもそも、バラシの多くは「合わせのタイミング」がズレていることが原因です。 真鯛の場合、捕食行動を理解することで合わせの判断が一気に楽になります。
真鯛の合わせのタイミングと、直後にバレる原因を詳しく解説しています
針先(フックポイント)
新品の針は刺さりが良く、使い続けるほど鈍くなります。
当たり前のことですが、針先の鋭さは非常に重要です。
釣り針の構造上、テンションを掛け続けていれば、深く刺さることはあっても基本的に抜けることはありません。
一番確実な対策は、ある程度使ったら針を交換すること。
ルアーフィッシングではフック交換が後回しになりがちですが、最低限、針先を研ぐことをおすすめします。
トリプルフックであれば、フックシャープナーで3点研ぎが簡単です。
トリプルフックの研ぎ方(ヒロ内藤さんの動画)
合わせ(フッキング)
「しっかり合わせたはずなのに抜けた」
これもフッキング不足が原因です。
針先を改善することで防げるケースも多いですが、
魚との距離が遠いと、合わせが効かない場合があります。
PEラインは伸びが少ないため効きそうに感じますが、ラインが長く出ている状態では、ロッドをあおっても針に力が伝わりません。
詳しい検証はこちらの記事で解説しています。

魚との距離が遠い場合は、巻き合わせが有効です。
タックルバランスが悪い
フッキング不足は、タックルバランスの悪さも影響します。
基本的なバランスは次の通りです。
- ライトタックル:柔らかいロッド × 細いライン × 小さなフック
- ヘビータックル:硬いロッド × 太いライン × 大きなフック
このバランスが崩れると、
- フックが貫通しない
- ラインブレイクやフック伸びが起きる
といったトラブルにつながります。
対象魚に合ったタックルを選ぶことが、バラシ防止の近道です。
ラインテンション不足・緩み
やり取り中のバラシは、ラインテンションの不足や一瞬の緩みが原因です。
テンションを保っていれば、基本的に針は外れません。
それでもバラす人の多くは、自分ではテンションを保っているつもりになっています。
おすすめなのが、やり取り中は竿先を見ること。
竿先の曲がりを見ることで、テンションの状態を客観的に把握できます。
これを意識するだけで、バラシは大きく減ります。
ただし、シーバスのエラ洗いのように、水面で首を振る魚は例外です。
その場合は、竿先を水中に入れて、意図的にジャンプさせないようにします。
ラインブレイク(糸切れ)
ライン切れの原因は、強度不足・結び目・キズです。
ラインは鎖と同じで、一番弱い部分が全体の強度になります。
ノット部分の強度低下を前提に考えることが重要です。
また、気付かないうちに入ったキズや根ズレも要注意。
不安がある場合は、ラインを太くする、キズに強いラインに交換するなどの対策が有効です。
バラシを激減させた3つの習慣
- 針先は常にチェックする
- テンションを感じてから合わせる
- やり取り中はラインテンションを保つ
バラシが多いと感じている人は、ぜひ試してみてください。



