大物狙いの投げ釣り(ぶっこみ釣り)では、釣り針の選択が釣果を大きく左右します。
ここでは、実際の使用感も踏まえつつ、真鯛・黒鯛(チヌ)・スズキ(シーバス)を中心に、 大物狙いで信頼できる釣り針を5つ紹介します。
① サーフ真鯛(S・M・L)|真鯛狙いのド定番
投げの達人こと、ささめ針フィールドスタッフ 中本嗣通氏監修による大物投げ釣り専用鈎「サーフ真鯛」。
投げ真鯛では、もはや説明不要の定番針ですね。
エサの付けやすい軸の長さと、安心感のある太軸設計。
フトコロが広く、ヒネリが入っているため掛かりが良く、 真鯛に限らず大物狙い全般で使える万能さがあります。
針先が強く、鈍りにくい点も「定番」と言われる理由のひとつです。
② コウジマダイ(15〜18号)|小さめエサでも掛かる
投げ釣りで真鯛・スズキ・カレイ・黒鯛などを狙う 大物専用鈎「コウジマダイ」。
他の大物針と比べて、針先がやや外向きになっているのが特徴で、 向こうアワセが基本の投げ釣りでも針掛かりが非常に良い針です。
小さめのエサを使いたい場面でも、針サイズを無理に落とさずに済むのが強み。 個人的にも出番の多い針のひとつです。
大型カレイでの掛かりも非常に良いですが、 その分根掛かりが多くなる釣り場では注意が必要です。
③ ユムシコウジ(16〜18号)|刺さり重視なら最強クラス
「吸い込めば掛かる!」というキャッチフレーズで知られる、 がまかつのユムシコウジ。
丸セイゴをベースにした形状に、 外向きの針先「スパッとテーパー」、 さらにナノスムースコートを採用した貫通力特化モデルです。
正直な感想としては、 今まで使ってきた釣り針の中でもトップクラスの刺さり。
ユムシ・コウジ専用とされていますが、 丸セイゴベースのため他のエサでも問題なく使用できます。
ただし、針先が非常に鋭い分、 他の針よりも鈍りやすい印象があります。 エサ交換時の針先チェックと、早めの交換が前提になります。
④ カットビッグサーフ|対応魚種がとにかく多い
オーナーばりから発売されている大物投げ釣り専用鈎 「カットビッグサーフ」。
ヒネリが強めに入っており、 根掛かり時に比較的伸びて回収できることもありますが、 魚を掛けている最中に伸びた経験はありません。
対応魚種が非常に幅広く、
- キス
- カレイ
- アイナメ
- スズキ(シーバス)
- 真鯛
- ヒラメ・マゴチ
など、まさに万能型。
「今日は何が来るかわからない」 そんな釣行で使いやすい針です。
⑤ 丸せいごサーフ(13〜20号)|コスパ最強の万能針
個人的に絶大な信頼を置いている万能針が 「丸せいごサーフ」。
特化型ではありませんが、 針のバランスが非常に良くサイズ展開も豊富。 魚種を問わず使える点が最大の魅力です。
徳用パック(ザ・ボックス)で販売されており、 コスパが非常に高いのもポイント。 針先が鈍ったら迷わず交換できます。
小さめサイズは、夏の楽しみ方でもある ぶっこみ五目釣りでも活躍します。
▶ 大物狙いの真鯛釣り全体像はこちら
https://nessaw.com/oomadai/




