投げ釣り・ぶっこみ釣りで真鯛などの大物を狙っていると、いきなりラインが走ってすぐに止まったり、一度だけ大きなアタリが出て終わってしまったりする、悔しい場面に遭遇することがあります。
ラインを力強く出したり、竿先を大きく曲げたりするアタリは、大物の可能性が高いサインです。
もし、もう一度エサを食わせることができれば、今まで諦めていた魚を手にできるかもしれません。

こうした「一度きりのアタリ」をチャンスにつなげる方法がいくつかありますので、ぜひ試してみてください。
一発でアタリが止まる原因
アタリが一度で止まってしまう原因として、主に次のようなことが考えられます。
① 魚がエサをくわえたものの、違和感を感じて食うのをやめた
② エサをくわえて反転した際に、ハリスにテンションが掛かって抜けた
③ 反転時にエサだけが完全に取れてしまった
このほかに「空アタリ」というケースもあります。
空アタリとは、泳いでいる魚が道糸に触れたことで竿先が反応するものです。
大きく一度だけ竿先が動き、それきりで終わるのが特徴で、エサを回収すると無傷のまま残っています。
アタリが止まったときの対処法
では、アタリが止まったときに何をすればよいのか。
この対処法には大前提の条件があります。
エサが残っていること
当然ですが、素バリでは効果はありません。
やることはとてもシンプルです。
ゆっくり誘う
ハリスの長さの約3倍程度を目安に、エサをゆっくり動かすイメージで誘います。
実際の釣行での流れ
アタリが出て止まったときは、まず落ち着きましょう。
竿先にテンションが掛かっているか、道糸が緩んでいないかを確認します。
道糸が緩んでいる場合は、リールをゆっくり巻いて道糸を張ります。
道糸を張ってもアタリが出ない場合は、すぐに誘わず少し様子を見ます。
魚のアタリには、連続して出るものと、間を空けて出るものがあります。
「止まった」と思っても、再びアタリが出ることがあるため、焦らず待つことが大切です。
ここで一番やってはいけないのが、焦ってアワセを入れること。
アタリが出ていない=魚の口にエサが入っていない状態なので、アワセても針掛かりしません。
むしろ天秤などが大きく動き、魚を驚かせてしまいます。
どれくらい様子を見るのか
目安は30秒程度で十分です。
1分以上待って再びアタリが出るケースは少なく、時間をかけすぎると魚が離れてしまう可能性が高くなります。
誘いを入れた直後に魚が反応すると、「ゴン」と明確なアタリが出ることがあります。
ただし、ここですぐにアワセを入れても、経験上なかなか針掛かりしません。
道糸のテンションを張らず緩めず保ち、竿先が「グーッ」と入ってからアワセます。
誘ってもアタリが出ない場合
同じ誘いを何度も繰り返しても、効果はほとんどありません。
一度誘って反応がなければ、約1分待ってアタリが出なければ仕掛けを回収しましょう。
対処法が効かない主な原因
もっとも多い原因は、エサが取られて針がむき出しになっていることです。
大型の魚ほど警戒心が強く、針が見えているとまず口を使いません。
一度警戒されると、その場では何度誘っても食わせるのは難しくなります。
無理をせず、そっと回収して次につなげましょう。
改めて同じ魚を狙うには
アタリが出たということは、周囲に魚が回遊している可能性が高いということです。
すぐにエサを付け直し、同じポイントへ投入します。
ポイントを外さないことが、次のチャンスを活かす鍵です。
魚は自然相手ですが、チャンスは釣り人すべてに平等に訪れます。
安定して釣果を出す人は、投入ポイントを把握し、チャンスが来たときに確実にものにする工夫を積み重ねています。
毎回うまくいくわけではありませんが、こうした小さな工夫を続けることが、大物への近道になります。


