初めての釣り場に行くと「どこに投げようか?」と迷ってしまうことがありますね。
情報がない状態で手っ取り早いのは、「潮の流れで判断すること」と「背後の地形から海底を想像すること」の合わせ技ですが、潮の緩い地域で釣りをしている僕にとっては潮で判断することがあまり得意なことではないので、良く実践している水深からポイントを絞る方法を紹介します。
初心者でも簡単に判断することができますから、良かったら参考にしてみてください。
水深からポイントを絞る方法
まずは、釣座を決める!
例えば、下の図のような堤防ポイントがあるとします。
全体の流れから考えると、ここが一番のキモ!という感じもしますが、今回は「水深からポイントを絞る」というテーマですから、ここはサクサクと。
真鯛のセオリーで言えば、「水深が深い」と「潮通しが良い」が好条件なので、水深が深いであろう沖が狙いやすい先端、そして潮通しが良いであろう角、ということで、先端の右側に釣座(釣りをする場所)を確保した設定で進めていきます。
9ブロックに分ける!
遠投が可能な半円をイメージして大きく9ブロックに分けます。
これは9ブロックでなくてもいいのですが、遠投、中投、近投にそれぞれ3投づつが把握しやすいかなと・・・3×3、それだけです。
オモリだけを投げ入れ、カウントダウンする!
9ブロックに分けたエリアの真ん中あたり(イメージは数字)にオモリを投げ入れカウントダウンをします。
カウントダウンは人それぞれのやり方(感覚)があると思うので、いつも通りでOKです。
一応、個人的な方法を説明すると、
水深が深い釣り場では、投げ入れて着水と同時にカウント→着底(糸が止まる)までを数えて仕掛けを回収(ピックアップ)
水深が浅い釣り場では、投げ入れて着水の直前にフェザリング(投げ専用のリールはハンドルを巻く手でスプールを掴んでラインの放出を止める)してラインにテンションを掛けながらカウント、同じように着底まで数を数えます。
どの方法でも良いですが、カウントダウンはすべて同じ方法で行います。
大きく水深の深い・浅いを分ける!
ここでは複雑に考えず、大きく「深い」と「浅い」の2つに分けましょう(僕自身もけっこう大雑把にやってます)
※青色が「深いエリア」、水色が「浅いエリア」
こうすることで、大雑把な地形のイメージができますね。
大雑把にイメージする!
水深を大きく2つに分けてイメージしたのは、下のような海底です。
実際にはこんな単純ではないですが、ここは大雑把に「深いエリア」と「浅いエリア」を把握できればOKですね。
ここまでイメージできれば、あとは効率よく投げ分けするだけです。
実際に投げ入れる!
ここからは竿の本数によって投げ入れる場所が変わってきますが、正直なところ浅いエリアに2本、深いエリアに2本の計4本がベスト(画像のように)
ただし初心者の方はそこまで揃えていないと思いますので、それぞれ1本づつ投げ分けるようにすればOKです。
実際、僕自身も2本でやることが多くてこの条件で2本竿であれば、①と③に投げ入れ反応がなければ手返しのタイミングで⑦と⑨に投げ直します。
これは僕のやり方(手法)なのですが、大きく考えて半分ずつにグループ分けて消していきます。
最初に水深を確認したときも「深い」「浅い」の2つでした。
で、2本の竿を「浅いエリアの遠投①」と「深いエリアの遠投③」で反応を見て、反応がなければ「浅いエリアの近投⑦」と「深いエリアの近投⑨」といった感じで絞っていきます。
例えば、ここで⑦は反応がないが⑨にアタリが出るようなら、深いエリアの方が良さそうってことで⑨と今度は⑥に投げ入れてみることにします。
こんな風に水深を把握するだけでもかなり効率よく攻めることができますから、ひとつの考え方として参考にしてください。
これに海の状況や自分の経験を落とし込むことによって、より魚を探すことが面白くなるハズです・・・たぶん。
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