100メートル離れても小さなバイトは取れるのに、竿(ロッド)を大きくあおっても針掛かりはしません!
ということを話して、どれだけの人が信じてくれますかねー・・・
過去にこのような状況になり、悩んだことがあります。
遠くの魚に針掛かり(フッキング)しない・・・
グッと重くなった次の瞬間、スッと抜ける・・・
同じように感じたことがある人は、多いのではないですか?
遠くの魚は、針掛かり(フッキング)しない?
魚との距離が遠い場合に、針掛かり(フッキング)しないことはよくあります。
これは、アタリ(バイト)を感じてから、釣り人が合わせの行動に移るまでに、時間差が生じることも理由のひとつですが、
最大の理由は、「合わせが効かない」からです。
使っているラインが「ナイロンライン」でしたーとか、
子供だましなことは、言いません。
伸びの少ない、皆さんがフツーに使ってる「PEライン」です。
どう思いますか???
まずは、
「魚が遠くても合わせて釣れてるよ!」
という意見があると思いますから、魚が遠くても針掛かりする理由を挙げてみます。
①魚が反転した、釣り人と逆の方向に泳いだ。
ルアーフィッシング、エサ釣り、どちらでも同じことですが、
魚がくわえた瞬間、魚が反転してそのまま針掛かり(フッキング)した、という状態です。
シーバスあたりが分かりやすいですかね。
パクっと食ったら、向きを変えて泳ぎだす動きですね。
②口が柔らかい魚
歯が発達していたりして、釣り針が刺さりにくい魚は強い力で合わせを入れないといけません。
が、口が柔らかい魚は針先が触れただけで、ほぼ針掛かり(フッキング)してしまいますよね。
魚との距離が少々あっても、軽くテンションを掛けてあげれば!
③釣り人が適正な合わせを入れた
目の前の魚と、遠くの魚では合わせ(フッキング)の仕方が違います!
分かっている人は、遠くの魚も上手にかけますよね。
うーん、他にも要因はあるハズですが、このような状況で針掛かりしている場合が多いです・・・
遠くの魚が、針掛かりしない理由を・・・
で、冒頭で話した
100メートル離れても小さなバイトは取れるのに、竿(ロッド)を大きくあおっても針掛かりはしません!
とは、どういうことかを説明していきます。
ラインには、伸びがあります。
製品によって若干違いはありますが、おおまかな伸び率(幅があるので最大値)で言うと
【ナイロンライン】35%以下
【フロロカーボンライン】25%以下
【PEライン】7%以下
この伸びがあると、竿(ロッド)を大きくあおっても、ラインが伸びて「合わせ」のちからが伝わらないことになります。
で、伸び率を見てみると、PEラインが圧倒的に伸びない。
PEラインは、合わせが効きやすいのでは?と、感じると思いますが、
かりに、100メートル遠投して、最大で伸びる距離は、7メートルです!
他のラインに比べると、PEラインの伝達力は圧倒的ですが、
最大で7メート伸びるとはどんな感覚なのか?
これを、検証してくれている記事がありますので、紹介します。
そのタイトルがコレです。
PEも意外と伸びる!? ラインが出た時の「フッキング力の差」を実験してみた
フッキング力の差を実験してみたーーーー!
実験が大好きな僕には、タマラナイ・・・タイトルw
こういった検証をして頂けると、個人的な考えを伝えやすいので助かります。
ありがとうございまーす!
☑検証方法は?
で、内容はというと
引用(ジギング魂)
実験前に、釣れたハマチ!
そのハマチの口に、ジグのフック(釣り針)をぶら下げて、
100メートル離れたところから思いっきりフッキングしてみる!というもの!
ちなみに、この方は「会長さん」だそうです。
引用(ジギング魂)
検証に使われたラインは、
PEライン3号、リーダは50lb、ショックリーダーは1ヒロ半
☑検証結果はいかに?
記事に書いてあった検証結果!
おりゃー!と思いっきりフッキングしてもらいましたが・・・・・・。
なんとハマチの口にフックはかかりません。
私の手にもポヨヨンと伝わるだけで、ハマチをひったくることがなければ、フッキングすることもありませんでした。
メーカーや編み方にもよりますが、PEラインも3~5%、多くて7%ほどの伸び率があるそうです。
5%で見積もったとして、100m出れば5mも伸びることになります、これってすごいですよね。
実際にジギングでフッキングをするときは、巻きながらアワセる必要がありそうですし、なにより針先の鋭さがいかに大切かということがわかります。
※実際の記事を確認したい人は、上記タイトルをクリックしてみてください。
思いっきり合わせを入れてみても、伝わっていない・・・・
実際のところ、2メートル程度のジグロッドをあおっても、ラインは数メートルしか動かないんですよね。
これが、「アワセは効きませんよー」という答えです!
【検証結果】
100メートル離れると、PEラインでも合わせが効かない。
【原因】
ラインの伸びが、最大の原因となる。
【対策】
巻きながら合わせる。針先が重要。
と、この記事には【検証結果】【理由】【対策】が書かれていて・・・
完ぺきです!!(ありがとうございます)
補足をすると、空中でラインがたわんでいることも合わせが効きにくい要因ですが、水中でもPEラインの浮力や流れ等によりラインがたわみます。
似たようなことが起きているので、この実験は真実に近いのではないでしょうか?
☑魚が遠いときに、オススメの合わせ方
個人的にも、先程の記事に書かれている「巻きながら合わせる」をオススメします。
簡単に説明しますと、
アタリの直後、竿をライン方向に倒しながら、ラインにテンションが掛かるまで高速で巻き取る。
その後、スパっと合わせる!もしくは、リールを巻きながら、ラインテンションを感じながら、ロッドを起こす。
というものです。
冒頭の
遠くの魚に針掛かり(フッキング)しない・・・
グッと重くなった次の瞬間、スッと抜ける・・・
など、似たようなことがありましたら、試してみてください!
☑ちょっくら疑問・・・・
今回のテーマである
「100メートル離れても小さなバイトは取れるのに、竿(ロッド)を大きくあおっても針掛かりはしません!」
100メートル離れていても、小さなバイトは取れるけど・・・
小さなバイトは取れるけど・・・
小さなバイト・・・???
低伸度(低い伸び率)により高感度なPEラインでも、合わせが効かないくらいなのに
なぜに小さなバイトと分かるのでしょう・・・・
もしかしたら、そこそこのアタリもラインを伝わる間に弱くなり、小さなバイト(アタリ)と感じているだけかもしれません。
と言う場合も、多々あるのでは?と個人的には考えております。
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