毎年のようにほぼ全国各地で観測される真夏日(30℃以上)、地域によっては猛暑日(35℃以上)と、野外活動は危険レベル・・・
日々の熱中症対策は必須で、十分な睡眠と水分塩分補給はもちろん、野外活動ではさらに対策が必要になりますね。
で、いま注目の熱中症対策用品「ファン付き空調服」を試してみることにしました。
実は以前にも「ファン付き空調服」を導入し紹介しようとしたのですが、オススメするほどの効果がなかったので記事にはしませんでしたが、あれから数年が経ち周りでも導入する人が増えて、「使えるレベルになりましたよ」という意見もチラホラ。
これはちょっと期待が持てそうです。
以前に使ったことがある製品は、現場で働く人の作業着や安全靴などを販売しているWマンさんのもの。
過酷な建設現場で活躍する作業員の為の製品なので、単なる野外活動では少々丈夫過ぎてごっついのが正直な意見でした。
丈夫な方がいいよーって人はコチラから!
VINMORI ファン付き空調服
試してみたのは「ベストタイプ(半袖)のファン付き空調服」
※実際に、数日間使用してみました。
個人的な使用目的は、アウトドア(釣り)やちょっとした野外活動。
空調服に求める条件としては、
①冷却効果
②連続使用時間
③軽量
④動きやすさ
⑤速乾性
※モバイルバッテリーは別売り
冷却効果
まず最初に気になることが、冷却効果です。
ファン付き空調服は、下の画像のように腰に付いているファンから送風され、袖や首元から風が抜ける仕組みになっています。
メーカーさんの説明を見ると、体と服の間を風が通り抜けるとひんやり涼しい!!と感じてしまいそうですが、実際に使った感覚はそうではありません。
真夏日(30℃以上)と猛暑日(35℃以上)で数日間使用してみましたが、空調服の中は汗をかいていて、率直な感想としては・・・
冷えるというよりも、熱をこもらせない!
という感じで、扇風機に当たっているイメージが近いと思います。
ただし、効果はかなり高い!
というのも、真夏日にもなるとファン付き空調服を着ていてもやはり暑い・・・のですが、試しに空調服を脱いでみると?
数分で汗がダラダラ、滝のように汗が流れてきます・・・
で、再び空調服を着ると
そのうち汗が落ち着き、ファンの風が当たっている腰のあたりは少し乾いてくる感じもありました。
乾いて涼しく感じる!ということは気化熱が作用していますから、中に着用するシャツを速乾性のものにすればより効果は高そうです。
また使ってみて感じたことは、空調服自体が膨らんで空気が流れることで効果を得られるので、ジャストサイズよりもワンサイズ大きめのものが良いかもしれません。
※この製品は、前面のジッパーが2段階になっていて、少し大きくても調整が可能です。
うーん、コチラの画像の方が分かりやすいかな?
ちなみに・・・この製品の風力調整は3段階ですが、使用したのが真夏日以上だったので、常にMAX(強モード)で使用していました。
となると、心配になってくるのが、バッテリーの持ち!
連続使用時間
この製品にモバイルバッテリーは付属していません。
スマホなどに使うモバイルバッテリー(USBポート付)をそのまま使用することができます。
個人的には、冬用のヒーターベスト用のモバイルバッテリーを使ってみました。
使用時間についてメーカーの説明では、
風速
高/中/低 : 4500rpm/3900rpm/3500rpm
10000mah 持続可能な使用時間
高/中/低 : 9h/10h/13h
20000mah 持続可能な使用時間
高/中/低 : 17h/20h/24h
となっています。
で、実際に使ったモバイルバッテリーがコチラ(15600mah)
10000mahで9時間の使用が可能なので、換算すると15600mahでは14時間程度使用ができそうですが、
実際に強モードで使用できた時間は、約8時間(15600mah満充電)でした!
バッテリーはそもそも充電を繰り返すと充電量が減ってきますから、繰り返し使用してきたモバイルバッテリーでは正確なデータは得られませんでしたね。
ただし、メーカー数値の10000mahの9時間をも下回っているので・・・
20000mahで「10時間程度」くらいに考えていた方が良いかもしれません。
というか、使用時間を長くしたいのなら大容量モバイルバッテリーを用意するか、予備バッテリーを購入した方が間違いないかも?ですね。
今は値段がお手頃ですから。
軽量
以前に導入したファン付き空調服は、ジャンバータイプ(長袖)であったのと作業系で丈夫に作られていたので、生地が重く、ファンも重く、さらにバッテリーの重さが加わる・・・という感じでした。
その点、この空調服はウインドブレーカーと同じ素材なので非常に軽く、ファンも軽い・・・気になるのはバッテリーくらいです。
超軽量のモバイルバッテリーがあれば、100点満点でしたが、現状そこまで要求するのはってところでしょうか。
動きやすさ
ファン付き空調服は、服自体が膨らみ風を通す仕組みになっているので、抵抗がなさそうに感じそうですが、意外と腕(長袖)の部分の膨らみが邪魔なんですね。
今回試したベストタイプはそういったわずらわしさがほとんどなく、釣りに使用した感覚でも動きやすい。
個人的には、断然ベストタイプがオススメ!一択の感覚です。
速乾性
空調服に求める条件の最後は、速乾性です。
「空調服に・・・速乾性を求める???」
いやいや、これが意外と大事なんですよね!
以前導入した空調服は、生地が厚く汗で濡れると乾きにくい・・・・
そうなると、熱を放出しづらくなりムレて余計に暑く感じます。
で、さらに重たくなる。
速乾性が高い製品であれば、効率よく熱を放出できるし軽さも持続する。
さらに、汗や乾きづらさはニオイの元にもなるので、洗ってもすぐに乾く速乾性は衛生的でもあります。
最後に
てな感じで、実際の使用した感想をダラダラーっと書いてみましたが、暑い夏の熱中症対策には一役買いそうなので、気なる人は検討されたし!
あ、それと余談・・・・
この暑さが毎年続くのであれば、子供用をもっと売り込んだらいいのになぁーって思います。
可愛いデザインとかご当地キャラとコラボするとか?
子供で流行れば、大人も着るようになる気がする。
で、流行ってくれると、僕も着て出かけちゃうね!
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