一見、同じようなサーフ(砂浜海岸)でも、大きく分けると二つのパターンがあります。
緩やかに落ち込んでいる「遠浅」と呼ばれるサーフ
急激に落ち込んでいる「急深」と呼ばれるサーフ

どちらにも「かけ上がり」と呼ばれる起伏があり、サーフではこの起伏が有望なポイントとなります。
理由としては、潮の流れが当たる堤防の先端と同じように、プランクトンやそれを食べる小魚が集まりやすいからです。
もちろん、小魚を狙って大型の魚も集まりますから、魚種を問わず絶好の狙い目となります。
「遠浅海岸」と「急深海岸」ってなに?
遠浅のサーフ(砂浜海岸)
緩やかに落ち込む地形が特徴です。
波打ち際から水深の浅いエリアが長く続き、徐々に深くなっていくイメージです。
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遠浅のサーフ
急深のサーフ(砂浜海岸)
こちらは遠浅サーフとは反対に、一気に落ち込む地形が特徴です。
水深の浅いエリアがなく、波打ち際から急激に深くなっているイメージです。
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急深のサーフ
「遠浅サーフ」「急深サーフ」のポイントの違い
下の画像にある赤い〇印は、「かけ上がり」と呼ばれる海底の起伏です。
岩礁や海藻などの変化が少ないサーフ(砂浜海岸)では、この「かけ上がり」が最大の変化となり、有望なポイントになることが多くなります。
「遠浅のサーフ」と「急深のサーフ」を並べて見ると、その違いは分かりやすいと思います。

大きく違うところは、かけ上がりまでの「距離」と「深さ」
遠浅は、波打ち際から遠く、水深も浅い。
反対に、急深は、波打ち際から近く、遠浅に比べて水深が深い。
「遠浅」「急深」それぞれの狙い方の違い
違いが分かると、変化の少ない遠浅よりも、変化の大きい急深の方が良い釣り場に思えますが、そう単純ではありません。
サーフでの投げ釣りでは、何メートルくらい投げれば良いですか?
この質問に明確な答えが出せないのと同じで、それぞれに合った狙い方があります。
遠浅のサーフでの狙い方
細かい障害物を考えすぎると複雑になるため、ここでは地形変化だけに注目します。
遠浅のサーフでは、波打ち際と沖のかけ上がりが有力なポイントです。
途中に変化の少ないエリアは、基本的にスルーします。

遠浅のサーフは、かけ上がりまでの距離が遠く、釣り人に攻められにくいケースも多いため狙い目になります。
沖のかけ上がり(ブレイク)と岩礁(シモリ)の複合ポイントは典型的な好ポイントです。
急深のサーフでの狙い方
手前のかけ上がりから波打ち際が有力なポイントになります。

遠くを狙いたくなりますが、急深のサーフではかけ上がりまでの距離が近いため、手前を意識することが重要です。
高低差がはっきりしている分、ピンポイントに狙うことで釣果につながります。
手前のかけ上がりと払い出しの複合ポイントが代表例です。
払い出しについては、こちらも参考にしてください。
https://nessaw.com/surf-fishing-spot/
かけ上がり(ブレイク)を波の状況から探す
海底が確認できない状況では、波の出方からかけ上がりを探ります。
※波が発生している場合に有効です。
海岸線付近の波とかけ上がりの関係
波は潮汐や風などで発生しますが、かけ上がりによって波が変化することがあります。
波が立つ位置や砕け方、サラシの出方を見ることで、海底の地形を想像することができます。
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波が発生している場所の先には、かけ上がりがある可能性が高い。
実際の波の状況による判断
こちらは急深のサーフの例です。帯状に波が立っている先に、かけ上がりがあると判断できます。

線を引いてみると、このようなイメージになります。

茶色のラインが流れの境、赤いラインがかけ上がり(想定)です。
こちらは遠浅サーフの例です。

赤いライン付近が、かけ上がりになります。
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かけ上がりは直線ではなく、状況によって変化します。
岩礁によるものと、砂地が形成するものがあり、砂地のかけ上がりは時化などで大きく変化することがあります。
昨シーズンと位置が変わっていることも珍しくありません。
前回の釣行から時間が空いている場合は、改めて確認することが大切です。

