PEラインのメリット・デメリット完全解説|強いけど万能じゃない理由

PEラインは、これだけ普及した素晴らしい釣り糸です。 そのため、特に初心者の方の中には

「PEライン=細くても、とにかく強い」

とだけ認識している人も多いのではないでしょうか。

 

確かにPEラインは、他のラインと比べても非常に優れた性能を持っています。 しかし、どんな道具にもメリットがあればデメリットもあります。

PEラインを正しく使いこなすためには、 「優れている点」と「注意すべき弱点」 この両方を理解しておくことがとても大切です。

 

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PEラインとは?

PEラインは、ナイロンやフロロカーボンと比べると比較的新しい釣り糸です。

最大の特徴は、1本の糸ではなく、複数の極細繊維を編み込んで作られている点にあります。

ポリエチレン素材の細い糸を、主に4本または8本(現在は12本編みも存在)で編み込んだ撚り糸がPEラインです。

この素材名「Polyethylene(ポリエチレン)」の頭文字から、 PEラインと呼ばれています。

以前はナイロンやフロロカーボンが主流でしたが、 現在では多くの釣りでPEラインが標準的に使われるようになりました。

PEラインの登場は、釣りを「より遠くへ・より深くへ」進化させ、 新しい釣りスタイルを生み出した革命的な存在だと言えます。

PEラインのメリット

① 圧倒的な直線強度

PEライン最大の特徴が、直線強度(引張強度)の高さです。

同じ太さのナイロンラインと比較すると、 約3倍前後の強度を持つと言われています。

強度が高いということは、より細い糸を使えるということ。

結果として、軽い仕掛けを扱いやすくなり、 飛距離アップや潮の影響を受けにくいというメリットにつながります。

② 感度と操作性が非常に高い

PEラインは伸びが極めて少ない、もしくはほとんどありません。

これは 「伸びが少ない=感度が高い」 という大きなメリットになります。

魚の小さなアタリ、底質の変化、地形の起伏など、 多くの情報をダイレクトに感じ取ることができます。

また、遠投や深場での釣りでも操作が遅れにくく、 フッキング(アワセ)が決まりやすい点も魅力です。

③ 劣化しにくく、長く使える

ナイロンラインは吸水や紫外線によって劣化しますが、 PEラインは吸水性がなく、紫外線による劣化も非常に少ない素材です。

適切に使用すれば、釣りのジャンルによっては 1年以上、場合によっては数年使うことも可能です。

使用途中で裏返して使うなどすれば、 コストパフォーマンスも決して悪くありません。

PEラインのデメリット

① 摩擦・摩耗に弱い

PEラインは引張強度は非常に高い一方で、 摩擦や擦れには極端に弱いという弱点があります。

「強い=切れにくい」と思われがちですが、 根ズレや歯ズレなどで傷が入ると、簡単に切れてしまいます。

そのため、PEラインは単体ではなく、 リーダーと組み合わせたラインシステムで使われるのが基本です。

② 結束が難しく、慣れが必要

PEラインは結び目の強度が出にくく、 結束方法を誤ると本来の性能を発揮できません。

FGノットやミッドノットなど、 専用の結束方法を覚える必要があり、 初心者にとってはややハードルが高い部分です。

ただし、ノットツールを使えば 安定して強い結束を作ることができます。

③ 伸びが少ないことが逆にデメリットになる

伸びが少ないPEラインは高感度ですが、 釣り方によってはアタリを弾いたり、 バラシの原因になることもあります。

この弱点を補う役割が、ショックリーダーです。

PEラインは万能ではなく、 理解して使うことで真価を発揮するライン だと言えます。

④ 風や波の影響を受けやすい

PEラインは比重が軽く、非常にしなやかなため、 風の影響を受けやすいという欠点があります。

特に横風時には糸フケが出やすく、 キャスト時のガイド絡みや操作性低下につながります。

⑤ 価格が高め

信頼できるPEラインは、 ナイロンやフロロと比べるとどうしても高価になります。

ただし、性能と寿命を考えれば、 一概に高いとは言い切れません。

PEライン選びのポイント

PEラインは主に「4本編み」と「8本編み」が主流です。

4本編みは耐摩耗性が高く、価格も抑えめ。 8本編みは滑らかで飛距離や操作性に優れます。

大きな差が出るほどではありませんが、 釣り場やスタイルに合わせて選ぶのがおすすめです。

最近では、耐摩耗性や風への弱さを改善した 高比重PEラインなども登場しています。

釣り場・釣り方・予算に合わせて選ぶことが、 PEラインを上手に使う最大のポイントです。

 

ラインを対象物に擦りつけ、ダメージの入り方をテストしています。

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