少し前に、カゴ釣りの紹介をしました。
さて、かなり前のことですが・・・
高照度遠投ウキ(電池式)を使用してカゴ釣りをしているとき、パッキンが悪かったのか?浸水して光らなくなったことがありました。
夜釣りでしたので、ウキが光らなくなるとアタリも取れず・・・悩んだ末、ウキを外してぶっこむことに(今考えると意味不明ですが・・・)
通常のカゴ釣りと同じ要領で、撒き餌と付けエサをカゴに詰めて、ブンっと投げて海底にカゴを置いておくだけです。
ウソみたいな話なんですが、すぐにウィィィィィィ~~~~~~~~ン・・・・ドラグが。
で、首を振りながら水揚げされたのが、黒鯛(チヌ)です!
2枚水揚げして、時間をおいてもう1枚追加して、合計3枚の釣果。
(画像はイメージ)
間違いで3枚は釣れることがないと思いますので、正直釣れたときは、新しいスタイルの釣り方を見つけたのではないか?
と、少し興奮してしまいましたが、以前からある釣り方だったんですね。
カゴぶっこみ釣り
カゴぶっこみ釣り(仕掛け図)
カゴ釣りのウキを外したもの?と言えば、想像しやすいでしょうか?
以前に紹介した、カゴ釣り「真鯛」サーフで釣れますか?基本的なタックルと仕掛けを知ろう!(スピニング編)で詳細を確認してください。
(カゴ釣りの仕掛け)
カゴ釣りのウキを外した仕掛け?と言ったら良いのか・・・
シャトルカゴをぶっこみ釣りのオモリと交換した仕掛け?と言ったら良いのか・・・
カゴぶっこみ釣りの仕掛けがこれです!
(カゴぶっこみ釣り仕掛け)
基本的には、カゴ釣りの仕掛けで問題ありませんね。
竿
近投のぶっこっみ釣りスタイルですから、磯竿がベストですね。
通常の磯竿ではなく、遠投用の磯竿をおすすめしますが、投げ竿でも問題はないです。
遠投磯竿 4号
竿は、ぶっこみ釣りでも使用している遠投磯竿です。
通常の磯竿ですと、ガイドが小さく反発力が弱いので、遠投用のものが良いですね。
遠投するので投げ竿ではダメか?と考え、試したことがあります。
ダメということではありませんが、仕掛けが長いことや、ウキやカゴを地面に置かず、ぶら下げて(ぶら下げ投法)投げ入れるので、長くてしなりの効く磯竿の方が、向いていることが分かりました。
また、投げ竿のように振り切る感覚ではなく、かごの重さを利用して弾力で「ブワン」と投げるイメージ・・・ここを伝えるのはむずかしいですね。
もちろん、投げ竿でやられている人もいますから、ダメってことではないです。
リール
柔らかめの竿を使用する場合は、使用する道糸も細くなりますから、どちらかというと、使用する竿に合わせることが大事になってきます。
4000番クラス(遠投用)
リールは、投げ用とか大きさなどにこだわる必要はなく、使用する糸に合わせて選択すればいいですね。
基準は、使用する糸を200m巻けるもの。
この基準をクリアしていれば、より小さな自重の軽いリールのほうが良いかもしれません。
道糸
磯竿の4号であれば、ナイロンライン4~6号くらいが良いですね。
PEラインであれば、2~3号と言ったところでしょう。
ナイロンラインなら6号、PEラインなら3号
どちらのラインを使用しても問題ありません。
遠投したときにどれくらい飛んでいるのかを把握するために、色付きのラインを使うというのも手です。
カゴ
シャトルカゴに関しては、他のメーカーも使用しても問題がありませんでしたから、どれでも問題はないです。
遠投シャトル(ヤマシタ)8~12号
一番よく使っていたのが、ヤマシタのシャトルカゴです。
反転カゴは、扱いや投げ入れる際に少々慣れが必要なので、初心者にも扱いやすいシャトルカゴはおすすめです。
カゴは、たくさんの種類がありますから、いろいろ試してみるのもありです。
シャトルカゴは、カゴ釣り「真鯛」サーフで釣れますか?基本的なタックルと仕掛けを知ろう!(スピニング編)で紹介されています。
ハリス
ハリスは、フロロカーボンの4~6号ですね。
最低でも、4号以上は欲しいところです。
ハリスの長さは、長い方が有利です。
最低でも、1ヒロは欲しいですね、可能であれば3メートルくらいがベスト。
マダイが掛かる可能性がありますから、タックルバランスではありますが、太めの仕掛けが有利です。
また、ハリスが太いと絡みづらくトラブルにもなりにくいです。
なるべくトラブルは・・・というときは、クッションゴムを付けると食い込みも良くなり、トラブルを回避できます。
鈎(ハリ)
エサにオキアミを使用しますから、オキアミカラーの鈎(はり)でも良いのですが、個人的には、セイゴ針を使用していました。
吸い込んだときの掛かりが、ほかのハリよりも良いように感じています。
反対に、同調の観点から、自重のある軸の太いはあまりおすすめしません。
エサ
付けエサは、オキアミです。
引用元(http://www.marukyu.com/)
オキアミは、超万能なエサなので、とにかく色々な魚が釣れます・・・
と言いたいところなんですが、魚種としてはさほど多く釣ったことがありません。
で、とにかく一番釣れるのが、「クロダイ」です。
クロダイをメインターゲットと考えた方が良いと思います。
ただし、地域によって差が出てくることかもしれませんが・・・
マキエは、アミエビとオキアミを、1:1で混ぜたものを使用します。
個人的にはこれでも十分通用しましたが、集魚剤を混ぜるとより効果的です。
アミエビ
引用元(http://turibait.net/)
オキアミ
引用元(http://www.usfishery.jp/pc/index.html)
チヌパワー
引用元(http://www.marukyu.com/)
集魚効果を高める「チヌパワー」を混ぜると、アミ+オキアミだけよりも粘りがでるので、コマセ拡散の時間を調整することができます。
竿を多く出す場合は、意外と忙しくなりますので、「チヌパワー」を使うことも一つの手ですね。
また、ターゲットに応じて集魚剤を変えることで、マダイなどのほかの魚を狙うことが可能です(釣り分けはなかなか難しいですが・・・)
カゴぶっこみ釣りの長所・短所
【良い点】としては、
- マキエを使用することで、通常のぶっこみ釣りにはない集魚効果が期待できる
- 竿を数本用意することで、マキエ効果を持続することができる
- マキエとサシエは、ほぼ同時に撒かれるため、範囲は狭いが確実に同調することができる
- 釣り場を選ばず、通常の釣り場であればどこでも釣りができる
- 特別むずかしいことはなく、誰でも釣果が期待できる
【悪い点】としては、
- 竿の本数が増えると、かなり忙しい
- カゴを使用しているので、根掛かりが発生する釣り場では釣りができない
- 狙いのポイントが遠いと、仕掛けが届かない
- 釣り分け(ターゲットを絞って釣ること)が、むずかしい
- 一発大物の釣りスタイルではない
と言ったところで、良い点もあれば、悪い点もあります。
釣り方の注意点
コマセは、同じところに撒き続けると集魚効果が高まってきますから、竿が一本の場合は、常に同じポイントに投げ入れて魚を寄せます。
複数の場合は、同じ距離を目安にポイント作りをすると効果が高いです。
これの応用で、数人で釣りをするとこの作業が楽になり、コマセを切らすことなく魚を止めておくことができます。
カゴには、途中で付けエサが出るように真ん中あたりに入れるようにすると同調しやすくなります。
コマセは詰め込みすぎず、海流で確実に出るようにしましょう。
一発大物狙いの釣りではない!?
ぶっちゃけた話・・・最近は、カゴぶっこみ釣りをしていません。
この釣りをやり切っていないということもあると思いますが、そこそこの魚は釣れるのですが大型の魚が釣れないんですよね。
個人的な感覚では、ぶっこみ釣り(投げ釣り)の方が、大物の確立が高いので、一発大物を求めてぶち込んでいます!
そこまで、大型の魚を求めていないよ~って人であれば、タナの調整や遠投などを必要としないので、こちらのカゴぶっこみ釣りもおすすめです!
一発大物の確率が高いのは、コチラかな。
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