真鯛をメインに、大物狙いの投げ釣り・ぶっこみ釣りを続けています。
ただ、正直に言えば——日々釣りを続ける中で、考え方は少しずつ変わってきました。
去年と今年では、同じ釣りをしていても判断が違う。
数年前の自分と比べれば、まったく別の結論に辿り着いていることも少なくありません。
このサイトでは「結果が出ていること」を軸に発信していますが、
その一方で、過去の自分が信じていた考えを疑う場面も増えてきました。
今回はその中でも、PEラインでは得られなかった、ナイロンラインの“意外な効果”についての考えを書いてみます。
ナイロンラインのデメリットを整理する
まず前提として、ナイロンラインには明確なデメリットがあります。
一般的に挙げられるのは、次の3つです。
- 劣化しやすい
- 強度が弱いと思われがち
- 伸びがある
一つずつ整理していきます。
劣化しやすい
ナイロンライン最大の弱点は、紫外線による劣化です。
昼間の釣行が多い人ほど、この影響は無視できません。
さらに、ナイロンは吸水性があります。
水を吸って乾く——この繰り返しでも、劣化が進みます。
そのため、
- 長期間売り場に並んでいたライン
- ワゴンセール品
は、本来の性能を発揮しないケースもあります。
使用後に真水で洗い、日陰で乾燥させる。
そして、釣行前に必ずライン状態を確認する。
これだけで、トラブルはかなり減らせます。
強度が弱い、は本当か?
「ナイロンは強度が弱い」
これは、よく聞く話ですが半分誤解です。
ラインに表記されている「号数」や「標準直径」は、
あくまで太さの規格であって、強度そのものではありません。
同じ号数でも、
メーカーや製品によって実際の強度は大きく異なります。
また、ナイロンは伸びることで衝撃を吸収します。
その結果、
- 瞬間的な負荷では切れにくい
- すぐに破断しない
という特性があります。
弱いと言われがちなのは、
フロロカーボンに比べて表面が傷つきやすい点です。
決して「引張強度が低い」わけではありません。
伸びがあること
ナイロン最大の特徴であり、
同時に欠点とされてきたのが「伸び」です。
確かに、伸びがあることで
小さなアタリは分かりにくくなります。
以前の自分はこう考えていました。
伸びがある=食い込みが良くなる
これは間違いではありません。
ただ、最近は少し違う捉え方をしています。
ナイロンの伸びは「針掛かり」を助けている?
PEラインを使っていた頃、
「アタリは出るのに止まる」
そんな場面が何度もあり、色々と試す中、ナイロンラインという一つの答えに行き着きました。
先ほども書きましたが、伸びがあることで違和感が少なくなり、食い込みが良くなると考えていたのですが、
実は、伸びがあることで針掛かりしているのではないか?
と、考え始めたわけです。
ナイロンは向こう合わせを補助している?
例えば、
ナイロンラインを1m程度持って両端を引っ張ると、数センチ伸びます。
実際の釣行では、数十メートルは投げているわけで、
仮に1mで5cm伸びるとすれば、50m投げれば約2.5m伸びることになります。
そのあとは・・・
伸びた分だけ戻ろうとすることは、針掛かりするには十分ではないか?
その時点で、針を立てているのではないか?
という考えです。
ドラグフリーでも針掛かりする理由
「でも、大物釣りはドラグフリーだろ?」
その通りです。
なので、実際に置き竿・ドラグフリーの状態で検証してみました。
結果は意外。
想像以上に強く引かないと、ドラグは逆転しません。
先に曲がるのは竿。
竿が十分に入って、これでもか?とさらに引っ張ると初めてドラグが動き出します。
つまり、
- ナイロンの伸び
- 竿のしなり
この2つが合わさった段階で、
すでに針掛かりが成立している可能性が高い。
アタリが止まりにくい理由は、
ここにあると感じています。
まとめ
魚がエサをくわえ、違和感を感じた瞬間。
そのわずかなタイミングで、
- ナイロンが伸び
- 竿が曲がり
- 伸びが戻る
この流れが自然に針を立てている。
派手な話ではありません。
感度重視の釣りには向きません。
それでも、
警戒心の強い魚・食いの浅い状況では、確実に武器になる。
これが、今の自分が辿り着いたひとつの答え(想像)です。
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