竿(ロッド)のグリップを滑り止め加工したい!とか、キズや汚れを防ぎたい!という人におすすめしたいのが、ラバーチューブ(熱収縮チューブ)を使った「ラバーグリップカスタム」
ゴム製のチューブ(熱収縮チューブ)をロッドの好きなところに巻くことで、「グリップ力」と「キズ汚れを防止」の両方に効果がある一石二鳥のロッドチューンです。
ラバーグリップカスタム
熱収縮チューブ
ラバーグリップ(ラバーチューブ)の素材は、「熱収縮チューブ」
コンロなどの火や熱湯、ドライヤーなどで熱を加えると縮む特性を持ったチューブです。
熱収縮チューブ自体は、ジグ用のアシストフック根付部分のカバーやワイヤーハリス、砂ズリなどの接続部のカバーとして使われるものです。
その熱収縮チューブにクロスラップでグリップ力を高めたものが、ラバーグリップ。
※左が仕掛け用の収縮チューブ、右がグリップ用の収縮チューブ
カスタム可能なグリップ
ラバーグリップカスタムは、ほぼすべてのグリップに対応しますし、好きな位置に好きなカラーで取り付けが可能です。
また、「ルアーロッド」だけでなく、「磯竿」や「投げ竿」、地面に置くことが多い「玉の柄」にもオススメです。
コルクグリップ
EVAグリップ
セパレートタイプ
用意するもの
ラバーグリップ(ロッド径に合ったもの)
ロッドの「径」と、取付したい「長さ」以上ものを用意。
サイズは、20-25-30-35-40-50mmが売られています。
カッターナイフ
普通のカッターナイフですが、切れ味は良い方が作業がスムーズなので、できれば新品の刃を用意。
ノギス(径を測る定規、普通の定規でもOK)
ロッド径を測るためだけなので、手持ちの定規でもOKです。
※ノギスは径(太さ)を測るのに便利な定規ですが、100円ショップでも売ってます。
「ガスコンロ」もしくは「ドライヤー」
加熱によって熱収縮するので、ガスコンロの直火がスムーズに作業ができます(オール電化のIHコンロではできません)
その他、直火よりも時間は掛かりますが安全で失敗しにくいドライヤーでもOKです。
下記の画像は熱収縮したチューブ(左側が収縮後)
ラバーグリップの取り付け方
チューブに熱を加える
好きな位置でカットする
注意点
チューブの熱収縮率は、
延長(長さ)に対して10%
径(太さ)に対して50%
(製品により異なる)
なので、実際に取り付ける部分の「延長(長さ)」と「径(太さ)」よりもワンサイズ大きめの熱収縮チューブを用意しましょう。
最も太い部分の計測をする
例えば、
ロッドグリップに取り付けたいからと言って、下記の画像の部分を測るのはNGです!
まずチューブを差し込まないといけないので、通すところの1番太いところを計測してください。
リールシートよりも上まで通したい場合は、リールシートの太さも確認、あくまで1番太いところです。
下記の画像の場合は、ロッドエンド(竿尻)
空気を抜くように回しながら熱を加える
熱を加える場合は、全体を温めるのではなく空気を抜くように順番に熱します。
また、一か所を集中して熱するのではなく、回しながらもしくはズラしながら温めないと焦げてしまいますから注意が必要です。
キズや汚れ、滑り止めに効果がありますから、お試しあれ!
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