現在は、真鯛をメインに大物投げ釣り(ぶっこみ釣り)をしていますが、日々の経験から少しづつ考えも変化しています。
おそらく去年と今年では多少なりとも考えは変わっているはずで、数年前とは全く変わっていることも存在します。
ここでは結果の出ていることを中心に発信していますが、大きく変化している考えもありますのでそこらへんを少し紹介したいと思います。
今回は、
PEラインでは得られないナイロンラインの信じられない効果とは?
について!
ナイロンラインのデメリット
まずは、一般的なナイロンのデメリットについて解説します。
デメリットを大きく分けると3つあります。
①劣化しやすいこと
②強度が弱いこと
③伸びがあること
劣化しやすい
これはナイロンラインの一番のデメリットで、紫外線による劣化が挙げられます。
昼間の釣りをしていると強い紫外線にさらされるので、夜釣りよりも劣化が早いですね。
日中の釣行がメインの人は、とくにこまめなライン交換をおすすめします。
また、保管場所が室内であっても紫外線の影響はありますし、蛍光灯の光でさえわずかながら劣化していきます。
例えば、ワゴンセールで売られているナイロンラインは、本来の強度がない場合がありますので注意が必要です。
ただし、今現在は紫外線カットの素材で梱包されているものもありますので全てではありませんが。
紫外線の他に、吸水性があります。
ナイロンラインは水を吸ってしまう性質がありますので、吸水し乾燥を繰り返すことで劣化していきます。
※製品の中にはコーティングを施し撥水性を高めた寿命の長いラインもあります。
使用後は、塩分を落とす意味でも水洗いをして日陰で自然乾燥をすると長く使うことができますが、釣行前には糸の状態をよく確認して劣化が進んでいるものは即交換することをおすすめします。
強度が弱いこと
意外と勘違いされている人が、多いのではないか?と思う部分です。
ナイロンライン表示を見ると「標準直径」と表記されていますが、これは太さの規格であり、強度ではありません。
メーカーや製品により同じ号数(太さ)のナイロンラインでも少しずつ強度が違いますので注意してください。
また次の項目に被ってしまいますが、ナイロンラインは伸びがありますので他のラインよりは負荷を吸収して切れづらい、もしくはすぐには切れないという特徴を持っています。
一般的に弱いと言われるところは、ハリスに多用されるフロロカーボンより表面強度が弱くキズが入りやすい点です。
決して強度が弱いわけではありません。
伸びがあること
ナイロンラインには伸びがありますが、この伸びがあることで小さなアタリが出にくい(取りにくい)という欠点があります。
以前はこう考えていました・・・伸びがあることで食い込みが良くなる!
間違ってはいないのですが、以前とは少し感覚が変わってきました。
ナイロンの伸びは、針掛かりに効果がある?
PEラインを使用していたときにアタリが頻繁に止まることがあり、色々と試している中でナイロンラインというひとつの答えに行き着きました。
これは先程も書きましたが、伸びがあることで違和感が少なくなり食い込みを良くなると考えたのですが、
実は、伸びがあることで針掛かりしているのではないか?
と考え始めたわけなんですね。
ナイロンラインが向こう合わせの補助に?
例えば、
ナイロンラインを1メートル程度持って両端に引っ張ると、数センチの伸びを感じます。
実際の釣行では数十メートルは投げているわけで、
1メートルで1センチ伸びたとして、50メートル投げたら50センチの伸び幅になります。
その後は
伸びた分だけ戻ろうとすることは、針掛かりするには十分ではないのか?
という考えです。
大物はドラグフリーなのに?
確かに大物狙いではドラグフリー釣法を使う場合が多いため、道糸にテンションが掛からず針掛かりまでは疑問?ということになります・・・
そこで、実際に置き竿の状態でドラグをフリーにして道糸を引っ張ってみました。
想像していた感覚よりもかなり強く引っ張らないとドラグが逆転しません!
これは竿の角度と穂先の柔らかさに関係していますが、糸を引くとまず竿先がしなり、さらに強く引き完全に竿先が入った状態にならないとドラグが逆転しませんでした。
フリーのドラグ自体は緩くても、実際はある程度の大型の魚が掛からないと逆転しませんからこれはこれで納得ですね。
こう考えると、アタリが止まるのは伸びの無いPEラインだからではなくて、ナイロンもさほど変わらないのかもしれません。
大きく違う点としては、伸びて竿先にアタリが出るときには、
戻る力が作用して針掛かりをしている点です!
魚がエサを見つけ食い付く。
その時に違和感を感じてしまうとアタリが止まってしまう。
仮にナイロンの戻る力が作用して、この時点で針掛かりしているのであれば、あとはドラグが逆転するだけではないでしょうか?
これは、アタリが止まりにくい理由の一つになるわけです!
※補足 食い気のある魚はテンションなど関係なく釣れますが、警戒している魚や食いが浅い魚に対して有効なことであると考えます。
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