大型魚を投げ釣りやぶっこみ釣りで狙う場合、基本は置き竿スタイル。
突然くる大物のアタリで竿が持っていかれないように、リールのドラグはフリーにして待ちます。
※もしくは尻手ロープを使用
こうすることで複数の竿を同時に出すことができ、大物をより効率良くキャッチすることができますね。
引用(ダイワ)
しかし大物釣りはチャンスが少なく、長丁場で釣りをしてもアタリが無いという日もあります。
そんな大物釣りで一番悔しいのが、
合わせたのにすっぽ抜けして空振りしたりすること!
こんな経験はないでしょうか?
失敗しない合わせのタイミングは?
大物投げ釣りを始めた知人から連絡が・・・
昨日の夜中にドラグが鳴って、糸が走ったんですよ~
僕 「とうとう釣れましたね?」
いや・・・竿先を見たらガンガンあたってたんですけど、糸が出ていくのが落ち着くまで待っていたら、ウンともスンとも言わなくなって・・・
僕 「・・・糸の出が落ち着くまで、待っていたんですか???」
はい・・・?
その後、詳しく話を聞くと、インターネットで大物釣りの合わせの手順を見て実践したとのこと。
その内容は
「アタリがあっても慌てず、糸の出が落ち着いてからドラグを締めこみ、次に走り出したときに大きく合わせる」
だそうです・・・「んなこと、あるかーい!」
それぞれのやり方があるので否定はしたくありませんが、僕の考えからは「慌てず」くらいしか合ってないですね。
だって、
ラインが出て魚が走っているということは、口の中にハリ(エサ)がある!
ってことですよ。
合わせのタイミングと注意点
合わせのタイミング
まずアタリ待ちのときはなるべく竿先を見ていることが大切です!
例外はありますが、ほとんどの場合は「前アタリ」がありますから、あわてずに行動することができます。
もし見ていないタイミングでドラグが鳴っても、焦らず落ち着いて竿に近づきましょう。
アタリがあったら、
竿立てに竿は掛けたまま、リールのドラグを締めこみます。
このときに魚がまだ走っているなら竿先は曲がっていきますし、走りが止まっていても魚の重みを感じられるなら、即アワセ!
合わせのタイミングは、テンションが掛かり続けているとき!
断続的にコツコツとかコンコンと浅いアタリの最中は、魚がエサを喰ったり、吐いたりしているタイミングなので、すっぽ抜けの可能性が高くなります。
テンションが掛かり続けない場合は、
ラインを送って食い込みを狙う(狙い通り食い込んだら即合わせ)
手持ちの聞き合わせでタイミングを取る(聞き合わせをすると走り出すことが多い)
が、有効な方法です。
合わせの注意点
注意したいところは、竿を持ち上げるときや合わせの動作で、ラインのテンションを緩めてしまうことです。
竿立てに掛けてある状態で竿尻側を持ち上げると、シーソーのような感じで竿先が下がりラインテンションが緩んでしまいます。
また合わせのふり幅を取ろうとして、合わせ直前に竿を前に倒してしまう人がいますが、これもラインテンションが緩んでしまいますね。
これでは、わずかに掛かっていた針先が外れて、せっかくの魚を逃してしまう可能性がありますから注意したいところです。
ラインテンションを感じながら!
を意識しながら動作することで、
竿先のテンションを感じながら竿を持ち上げ、合わせの動作で竿先を前に倒してテンションが緩む場合があるので、テンションを掛けたまま大きくアワセを行うことが大切です。
この一連の動作をなるべくスムーズに行えると、逃す魚も減ると思います。
※ドラグフリー釣法
大物投げ釣りで良く使用されるドラグフリー釣法。
瞬時にリールのドラグを緩めたり締めこんだりする機能のことで、大型の魚に竿を持っていかれないように置き竿のときはドラグフリーで待ち、魚が掛かったときはドラグを締めこみ、即合わせの動作に入ることができます。
また、ラインを送ることができるので食い込みが良いと言われています。
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