大物狙いの投げ釣り(ぶっこみ釣り)は、数本の竿を置き竿にして魚のアタリを待ちます。
竿先にアタリが表れないことや居食いの状態で全くアタリに気が付かないこともありますが、大抵の場合、アタリは大きく表れ力強くドラグを逆転して道糸を引き出していきます。
この大物のアタリがあるまでの時間は、細かいアタリ(外道のアタリ)を確認して、エサを打ち返していきます。
細かいアタリを確認することは、単純に針に付いている餌の有無を判断しているだけではなく、エサ取りの反応を確認するためにとても大事なことだと感じてきます。
大型魚の回遊を確認するヒントは「エサ取り」です!
探す方法は他にもありますが、これは一つの方法だと考えています。
これを頭に入れると、釣れない時間も少し楽しくなりますね!
大型魚の回遊を探す4つのヒント!
エサ取りがいなくなる
小魚の群れに大型のフィッシュイーターが近づくと、小魚の群れは警戒して逃げたり、一時的に散ったりしますね。
例えば、アジの泳がせ釣りでヒラメを狙っていると、竿先にプルプルと細かい魚信が竿先に表れるときがありますが、これはヒラメなどの大型魚が近づき標的にされているアジが逃げ惑っているからです。
このような状態の小魚(エサ取り)はエサを食べるでしょうか?
おそらく食べませんね・・・コレが単純な答えです!
これを応用すると、それまでエサ取りにやられ続けていた餌が無傷で戻ってくる・・・というのは、そこに大型魚がいる可能性が高いですよね?
でも、そんなタイミングはそこそこあるのに、なぜ大きな魚は釣れないのか?
魚が口を使わない
餌の打ち返しを続けていると、やがてエサ取りのアタリが止まる時間帯があります。
このタイミングで本命の大物のアタリがあれば、それはそれで大物釣りとしては成立なのですが、本命がいるはず?なのにアタリがないときがありますよね?
これは大型魚が回遊してきているが、口を使わない状態
と考えています。
口を使わないとは、魚に食い気がないということ。言ってみればお食事モードになっていないからですね。
魚が釣れるタイミング
狙っている大物が口を使ってくれないと魚は釣れません。
その口を使ってくれる?くれない?はどういったものか・・・
海釣りをしていると、止まっていた潮が動き始めて釣れた!なんてよく聞きますが、これが口を使ってくれる魚が釣れるタイミングですね。
魚の捕食行動には、スイッチのようなものがあり、オンとオフを繰り返します。
これは一概に潮の動きだけでなく、波の影響であったり風の影響であったり、天候や気圧であったりベイト(エサとなる小魚)であったりと様々です。
そのスイッチが入ったときに魚が釣れる!大型の魚ほどこの傾向がハッキリしていると感じます。
ジギングで青物を狙っていると分かりやすいですが、たまーにポツポツと釣れるがパッとしないような状況でも、何らかの変化が影響してスイッチが入ると、入れ食い状態になることと同じですね。
魚の捕食スイッチが入る
魚の捕食スイッチが入ることを、時合いと言います。
この時合いのタイミングを予想しながら釣りをすることを心がけていますが、正確に判断するのは正直なかなか難しいです。
潮の種類や季節、天候など様々な要因が絡んでくると思われますし、魚種によっても変わってきます。
ひとたび時合いが訪れると、分かりやすく大物のアタリがでて、連発するのもこのタイミングです。
大型魚の回遊を確認する方法
エサ取りがいない
そもそもの話をすれば、エサ取りもいない釣り場では大型の魚も釣れません。
エサ取りも集まる釣り場(ポイント)だからこそ、大型も寄ってくるんですね。
チャンスは、エサ取りが影をひそめるタイミング!
特定の竿(ポイント)だけエサが残る
特定の竿(ポイント)だけがエサ取りにやられないという状況は、可能性として高いことになります。
確実なことではありませんが、他はエサ取りにやられるのに・・・
は、そういうことですよね?
時合いが終わると、再びエサ取りが湧いてきます。
エサ取りがいなかったのに、再びエサ取りが湧いてくる・・・ということは、残念ながら時合いを逃した可能性が高くなります。
正確なことは言えませんが、時合いは数時間のサイクルで繰り返すので、次のタイミングに備えましょう。
大物のアタリや釣果は・・・
実際にこういった状況でアタリがあったり大物が掛かったりすれば、そこに大型の魚がいたことが分かります。
海底の底質が硬い場合は、毎回ほぼ同じところがルートになります。
仮に釣果がなくても存在を確認することができれば、次回からの釣行でポイントを絞りやすくできるので、釣果に結び付きやすくなりますね。
また、海底の底質が柔らかい場合や条件が変わるような釣り場は、注意が必要です。
例えば砂質や泥質などは、波や潮の状況で変化していきます。
僕が良く釣りをする釣り場でも去年と地形が変わった・・・なんてことは普通にあることです。
※砂がついて浅くなったなど
こういった釣り場は、残念なことに再度チェックが必要ですが、過去に釣れた実績さえあれば、魚は必ず回遊してくるので、同じことをするだけです。
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